清水エスパルスは4日、今季から指揮を執っていたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督との契約を双方合意の上で解除したこと発表した。イヴァン・パランコヘッドコーチ、トニ・ヒル・プエルトフィジカルコーチ、小寺真人分析兼通訳との契約も解除。後任の監督は平岡宏章コーチが務める。

上写真=今季から指揮を執っていたロティーナ監督(写真◎J.LEAGUE)

平岡監督は昨年11月に月間最優秀監督を受賞

 昨季、セレッソ大阪を4位に躍進せた手腕を清水で発揮することを期待されたロティーナ監督だったが、チームは低迷することになった。3日のFC東京とのアウェーゲームで0-4と完敗。34節終了時点で残留圏ギリギリの16位となり、降格圏の17位との勝ち点差はわずかに2ポイントで、残り4試合に残留をかける状況となっていた。

 ロティーナ監督はクラブのHPを通じて以下の通り、メッセージを送っている。

「清水エスパルスに関わるすべての皆様へ、お別れの挨拶をさせていただきます。まずは皆様に感謝を申し上げます。クラブフロントの方々、このプロジェクトの一員となる機会を与えていただき、ありがとうございます。そして、ここまでの間、支えてくれたクラブで働くすべての人たち。コーチングスタッフ。そして選手たち。彼らが毎日見せてくれたプロ意識に、とても感謝しています。なかなか、今シーズン上手くいかない中でも、誰一人ハードワークをやめることはありませんでした。
 サポーターの方々からは、いつも温かい応援をしていただきました。これからも、これまで通りの最高の力を、引き続きチームに送って下さい。皆さんの存在はとても重要です。
 今シーズン、大事な選手たちのケガが重なるという、難しいシーズンでしたが、我々はどんな時も、大きな期待と情熱を持って仕事をしてきました。その中で、たくさんの人たちに支えられました。今まで本当にありがとうございました。
 皆様から受けた、愛情と思いやりのおかげで、私、そして私の妻も、この静岡で充実した時間を過ごすことができました。
 改めて感謝いたします。皆様、ARIGATO」

 後任は平岡宏章コーチが務めることになった。昨季もピーター・クラモフスキー監督から11月に監督を引き継ぐ形となったが、守備のやり方を整備して3勝1分け1敗と好成績を収め、月間最優秀監督を受賞。今回はよりシリアスな残留争いの渦中にあり、渡されたバトンは前回よりも重たいものかもしれない。リーグ戦の残りは4試合。残留を目指し、平岡エスパルスは一戦必勝で戦うことになる。


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