サッカーマガジンWEBも参加する「DAZN Jリーグ推進委員会」では、今シーズンもメディア横断企画「DAZN Jリーグ推進委員会 月間表彰」を実施している。当サイトでは、明治安田生命J1リーグにおいて、最も優れたゴールを表彰する「月間ベストゴール」受賞者へのインタビューを掲載。8月の受賞者は『クバ』の愛称で呼ばれる名古屋グランパスのポーランド代表FWシュヴィルツォク。縦パスを受けて素早くターンし、右足でファーサイドに蹴り込んだアビスパ福岡戦(25節/8月22日)での鮮やかなゴール(49分)を振り返ってくれた。

チームの勝利のためにプレーしたい

画像: 名古屋の新たな得点源として期待されるシュヴィルツォク

名古屋の新たな得点源として期待されるシュヴィルツォク

――ストライカーとしてプレーするようになったのは、いつですか。

S 正確には覚えていませんが、子どもの頃からです。ただ、違うポジションだった時期もありました。2011年のシーズン当初はウイングでしたが、ある試合で良いプレーができず、次の試合で控えになったんです。でも、その次の試合でストライカーとしてプレーしたら、とても良いプレーができました。そこから、ずっとストライカーです。

――ストライカーとして練習を重ねることで、いろいろなシュートパターンを習得してきたのですか。

S そうです。ストライカーは試合になれば、ワンチャンスでゴールを決めなければいけません。そのために、いまも練習を重ねています。

――これまでポーランド国内を中心に、ずっと欧州でプレーしてきました。Jリーグでプレーすることを決めた要因は何ですか。

S Jリーグのことは知らなかったのですが、名古屋の大森征之スポーツダイレクターとの交渉の中で、スタジアムやクラブハウスなどの環境について話を聞き、名古屋に来ることを決めました。Jリーグでプレーしたことがある選手は知っていますが、彼らからのアドバイスは重要ではなく、大森さんからの情報が気に入ったので決断しました。不安はなかったですよ。

――これまでプレーして、どんなところがJリーグの特徴だと考えていますか。過去に日本でプレーした外国籍選手は、試合展開が速いと語る選手が多かったです。

S 確かに試合展開は速いですね。でも私のプレースタイルに合っています。どのクラブの選手もテクニックがあり、素早く動くので、非常にレベルが高いリーグです。

――来日して約2カ月が過ぎました。覚えた日本語があれば、話してみてください。

S アリガトウゴザイマス。オヤスミナサイ。言葉は難しいですね。ポーランド語と日本語は全く違うので、センテンスが長いと理解するのが大変です。でも、まだ2カ月ですから、もう少し時間がたてば、たくさん話せるようになると思いますよ。

――名古屋や、アウェーで訪れた日本の街の印象は? 日本の文化などで印象的だったことはありますか。

S きれいな街並みばかりですが、試合が続いているので時間がありません。こういう状況なので旅行に行くこともできず、日本の文化にも触れていませんが、状況が変われば、いろいろなところに行って、日本のことを知りたいです。

――日本の食べ物は気に入っていますか?

S これというものはありませんが、何を食べてもおいしいので、困ったことはありません。ポーランドでも、いろいろな国の食べ物を食べてきましたから。ブルガリアでプレーしたときは、現地の食事が口に合わなかったのですが、それと比べれば日本の食事は素晴らしいですね。

――これからもゴールを決めていけば、それだけ相手のマークが厳しくなることが考えられます。

S そうかもしれません。でも、これからも多くのゴールを決めることができるように挑戦していきます。

――より多くのゴールを決めるために、どんなことを意識していきたいですか。

S 個人的にゴールを量産するよりも、チームの勝利のためにプレーしたいです。J1リーグは良い位置につけていますし、今後はAFCチャンピオンズリーグもあります。天皇杯やルヴァンカップでも勝ち残っていますから、チームが良い結果を残せるように頑張りたいです。

――では最後に、名古屋のファン・サポーターの皆さんへのメッセージをお願いします。

S いつもサポートありがとうございます。 いまは観客数に制限がありますが、制限が解除されたら、ぜひ豊田スタジアムに集まっていただき、満員の4万4000人の観客で私たちを後押ししてください!

取材◎石倉利英 写真◎J.LEAGUE

※本文中の数字などはすべて9月10日時点


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