6月30日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第3節が行なわれ、グループJのセレッソ大阪はポートFC(タイ)と対戦。前半に思わぬミスから先制されるも、試合終盤に追い付いて引き分けた。

上写真=第2節同様に先制されて苦しんだC大阪だが、坂元が終盤に同点ゴールを決めて会心の表情! 苦しみながらも引き分けた(写真◎2021 Asian Football Confederation)

■2021年6月30日 ACL・J組GS第3節(@ブリーラム・スタジアム/無観客)
C大阪 1-1 ポートFC
得点:(C)坂元達裕
   (タ)パコーン・プレムパック

・C大阪メンバー◎GK松井謙弥、DF喜田陽、西尾隆矢(HT:瀬古歩夢)、鳥海晃司(80分:奥埜博亮)、小池裕太、MF松本泰志、藤田直之、中島元彦(67分:坂元達裕)、為田大貴(HT:高木俊幸)、FW大久保嘉人(67分:清武弘嗣)、加藤陸次樹
 ※実際のポジションで表記

・ポートFCメンバー◎GKウォラウット・スリスファー(51分:ワッチャラ・ブアトン)、DFフィリップ・ローラー、エリアス・ドラ、ダビド・ロチェラ、ティッタトーン・アクソンスリ、MFカナリン・ターウォンサック、パコーン・プレムパック(83分:ヌルル・シーヤンケン)、コ・ソルギ、シワコーン・ジャックプラサート(83分:ナタウット・ソンバチョタ)、ジョン・バッジョ(66分:ボディン・ファラ)、FWセルヒオ・スアレス
 ※実際のポジションで表記

ミスで失点も終盤に追い付く

 C大阪は過去2試合から大幅にメンバーを入れ替え、第2節で先発した中島を除く10人が今大会初先発。序盤は押し込まれる時間帯もあったが、次第に落ち着いてパスをつなげるようになり、ゴールに迫る場面を増やしていった。

 だが、なかなか先制点を奪えない。18分に最終ラインの背後に抜け出した加藤に藤田からのパスが通り、GKと1対1のビッグチャンスを迎えたが、右足シュートは左に外れて先制ならず。28分にはサイド攻撃から、ゴール前のこぼれ球を再び加藤が狙ったものの、今度はクロスバーに当たって決まらなかった。

 そうするうちに攻め込まれるようになり、前半アディショナルタイムの45+2分に思わぬ形で失点を喫する。パコーン・プレムパックが自陣右サイドから前線にロングボールを蹴り込むと、エリア内でワンバウンド。少し前に出ていて目測を誤ったGK松井が、下がりながらも懸命に右手を伸ばして触ったが、はじき出せずに頭上を抜けてゴールに吸い込まれた。

 第2節同様、押し気味に進めながらも0-1で後半に折り返したC大阪は、後半開始から高木と瀬古を投入。高木が左サイドから再三センタリングを送るなど、何とか攻め崩そうとするが、なかなか良い形を作ることができない。

 だが、67分に温存していた清武と坂元が同時に入ると、その2人が80分に仕事をする。坂元がエリア内に走り込んだ清武にパスを出して走り込み、清武のヒールパスでのリターンを受けてエリア内へ。左サイドを突いた左足シュートは相手GKに触られたもののネットを揺らし、同点とした。

 C大阪はその後もセットプレーなどから追加点を狙ったが、逆転には至らず、そのまま1-1で引き分け。ターンオーバーで臨んだ一戦で3連勝こそならなかったものの、際どいドローで勝ち点を伸ばした。


This article is a sponsored article by
''.