名古屋グランパスのGKランゲラックが22日のJ1第15節・徳島ヴォルティス戦を前にオンラインで取材に応じた。先日、オールトラリア代表からの引退を表明したランゲラックは改めてその理由と、名古屋での今後のプレーについて語った。

上写真=今季のリーグ戦全試合で先発フル出場しているランゲラック(写真◎N.G.E)

徳島はハングリー。難しい試合になる

「これからは名古屋での試合により集中できるようになる」

 先般、ランゲラックはオーストラリア代表からの引退を発表した。自ら明かしたところによれば、コロナ禍の今、代表招集を受けることになれば、出入国の際に隔離生活を強いられるなど、競技面でも生活面でも負担は大きい。さまざまな点を考慮して、今回の決断に至ったという。

「代表を引退し、より名古屋にフォーカスできるようになると思います。これからはクラブでベストを尽くしていきたい。ここ2、3年はベストなパフォーマンスができていますし、それを続けていきたいと思っています」

 代表引退についてはその決断を惜しむ声も含め、母国でも反響があったと明かしたが、本人の決意は固かった。これからは名古屋のためにその力を注ぐ。

 次戦はアウェーの徳島戦。順位は名古屋よりも下位だが、「難しいゲームになると思っています。相手は勝利に飢えているし、ハングリー。勝ち点を奪うと強い気持ちでくるでしょう」と、気を引き締めた。

「徳島に限らず、これは全般的に言えることですが、日本チームはスタイル的にいいと思いますし、素晴らしいことにトライしている。われわれもチャレンジして、徳島戦は勝って終われるゲームにしたい。GKとしては相手にチャンスを作らせず、シュートを打たせないようにチームメイトとゲームを構築したいと思っています。例えば徳島のビルドアップや攻撃に対してトレーニングの中で準備してしっかり対応していきたい」

 オーストラリア代表の冠は、元オーストラリア代表に変わった。ただ、名古屋グランパスの守護神という冠はこれからも変わらない。名古屋のナンバー1を背負うランゲラック。目指すのは、タイトル獲得であり、チームの発展に貢献することである。


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