川崎フロンターレのDFジェジエウがガンバ大阪戦を前にオンライン取材に応じた。マッチ・オブ・ザ・シーズンとも謳われた名古屋グランパスとの2連戦の第2戦で先制ゴールをスコアし、勝利を手繰り寄せた立役者だ。好調なチームをけん引する守備の要が語った。

上写真=4日の名古屋戦で勝利の立役者となったジェジエウ(写真◎J.LEAGUE)

自分たちは1試合1試合を考えています

「準備期間の中で、スタッフの方からあの位置に入って行こうという話をされましたし、練習もやってきた。それがゲームに出たと思います」

 2位名古屋との第2戦。最終的に3-2で決着したゲームの口火を切ったのがジェジエウだった。前半30分過ぎに訪れた左CKの場面。田中碧が右足で蹴ったインスイングのボールに飛び込み、名古屋のCB丸山祐市と競り合いを制し、ヘッドで先制点を記録した。

 チームでしっかりスカウティングし、トレーニングを積み、実際のゲームで結果を出す。圧倒的な高さとヘディングの強さは見事だったが、チームで奪ったゴールでもあった。ジェジエウ自身も分析スタッフを称え、練習の成果を強調。今季初ゴールだが、自身の喜びよりも仲間への感謝を先に口にするあたりが、サッカーに真摯に向き合うジェジエウらしい。

「複数得点ができたことはよかったと思います。ただ後半少しリズムを落としてしまって、2失点。あの状態から2失点してしまうと、何が起こるか分からない」

 一時は3-0とリードしながら、後半相手の圧力に押されて2失点。リズムを失い、ゲームの流れを渡したことを反省した。勝利してなお、課題に向き合う。Jリーグ屈指のCBは、こうして一つ一つ積み上げて、進化を続けてきた。

「次はアウェーゲームですが、自分たちとしては勝ち点3を取りに行く姿勢をしっかり出さなければいけない。みんなも常に言っていると思いますが、自分たちは1試合1試合を考えています。ですから、まずはガンバ大阪戦だけを考えて準備していきたい」

 名古屋に2連勝を飾り、2位との勝ち点差は9ポイントと大きく開いた。だが、チームとしても、ジェジエウとしても一戦必勝の姿勢に変わりはない。だから、川崎Fの最終ラインは堅い。だから、川崎Fは、強いーー。


This article is a sponsored article by
''.