湘南ベルマーレのブラジル人FWウェリントンが20日、オンラインで取材に応じ、7年ぶりに復帰したクラブへの思いなどを語った。14日間のJリーグバブル(待機期間)を終え、19日から練習に合流。1日でも早いリーグ戦出場を目指す。

上写真=古巣に復帰したウェリントン。かつてのようにエースとしての活躍が期待される(写真提供◎湘南ベルマーレ)

10点以上は取りたい!

 2014年以来の湘南復帰となる。188センチ、90キロの体格を生かしたパワフルなプレーは今も変わらない。19年終わりまではヴィッセル神戸で活躍し、かつてはアビスパ福岡でもプレーした。J1通算で88試合、19得点。J2通算は92試合、46得点。日本での実績は十分だ。その名はJリーグファンにはすっかりお馴染みだろう。ウェリントンは、2年ぶりに日本に帰還した。

「日本のスタイルは、私に合っています。ここから10点以上は取りたい。いま湘南はいいサッカーをしていて、チャンスも多くつくれています。ゴールを取る機会は数多くあるでしょう。ほかのチームも私のことをよく知っているので、私がおとりになって、仲間に点を取らせることもできると思います。できるだけ早く試合に絡みたいです」

 昨年12月までブラジルのボタフォゴで公式戦に出場し、昨季は8ゴールを記録。コロナ禍の影響で日本に入国できない期間は、個人トレーナーを雇ってブラジルでトレーニングを重ねてきたという。コンディションは万全に近いようだ。

「25日の清水戦からでも試合に出たい。去年の12月のときより体は軽くなっている。持久力も上がっている。年齢は33歳ですが、気持ちは二十歳くらいです」

 さっそくチームメイトたちとも積極的にコミュニケーションを取っており、連係を深めることに余念がない。長く日本でプレーしてきただけあり、語学にも自信を持つ。

「日本語はだいたい理解です。チームメイトの特徴を理解できれば、スムーズに入っていけます。期待に応えるべく、しっかり点を重ねていきたい」

 チームに溶け込むまで、さほど時間は必要ないのかもしれない。現在、湘南は勝ち点10で13位。起爆剤として、期待は高まる。

取材◎杉園昌之


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