上写真＝リカルド・ロドリゲス監督と長谷川健太監督が登場。どちらも勝ち点3を目指して火花を散らす（写真◎スクリーンショット）
■2021年2月27日（土）14:00KO J1第1節（＠埼玉スタジアム2○○2）
浦和レッズ 対 FC東京
「非常に難しい相手との開幕カードに」
浦和レッズvsFC東京というビッグマッチ。多くのファン・サポーターに注目されるゲームが開幕戦でいきなり組まれた。迎え撃つ浦和のリカルド・ロドリゲス監督が「自分にとっても新しいチームで素晴らしいスタジアムで開幕を迎えられるのうれしい」と喜べば、乗り込んでいくFC東京の長谷川健太監督は「非常に難しい相手との開幕カードになりました」と率直な思いを口にした。
浦和は新監督を迎えて選手の入れ替わりも多く、新しいスタートのゲームだ。いつもの開幕戦と比べてもさらに関心度は高いだろう。「ファン・サポーターの期待が非常に大きい試合です」とロドリゲス監督もその重要性を理解している。その点は逆にFC東京にとってみれば気になるポイント。長谷川監督は「新監督を迎えて今季にかける思いは非常に強いと思います。何より浦和のホームですから、プラスアルファの力が浦和の方にあります」と警戒を強めている。
そこで、FC東京からみれば、いかに臆せず戦うか。「我々は埼玉スタジアムに乗り込んで、自分たちのアグレッシブなサッカーをどこまで表現できるかだと思っています。オープニングゲームで難しくなりますが、しっかり戦って勝利を目指してみんなで力を合わせて頑張っていきたい」と長谷川監督が話したように、昨季も度々披露した一体感と堅守速攻の強みを存分に生かしたいところだ。
浦和としては「お披露目ゲーム」で勝ち点3を手にすることができれば、こんなに素晴らしいことはない。ロドリゲス監督は「大きなパフォーマンスでいい内容の試合をして、勝ち点3を取ることで得られる自信というものがあります。その自信を手にして、徐々に改善していければと思っています。勝ち点3を取りながら、目指すところに進んでいきたい」と話し、自信につながるゲームをして高みへの第一歩にするつもりだ。
FC東京が昨年まで積み上げてきた「健太イズム」を軸に、「開幕戦は終わってしまえば38分の1だが、やる前は特別な試合」と長谷川監督が位置づけるこのアウェー戦で勝利を手にするのか。それとも、新生レッズを強烈に印象づける試合で「最高のショーを見せたい。いいプレーをしてコレクティブなサッカーで勝ち点3を目指します」というロドリゲス監督の宣言どおりになるか。
どちらに転ぶにしても、白熱のゲームになることは間違いなさそうだ。
