浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が2月12日、オンライン会見に臨み、10日にクラブが発表していた柏木陽介と杉本健勇の規律違反行為に言及した。新しくチームをつくり上げようとする現状においての「事件」に厳しく対応した。

上写真=リカルド・ロドリゲス監督が厳しい態度でしっかりと規律違反選手に言及した(写真◎スクリーンショット)

「団結しなければいけないタイミングで起こったことは非常に残念」

 浦和レッズが柏木陽介と杉本健勇の規律違反行為を明らかにしたのは、2月10日のこと。沖縄キャンプ中の2月4日16時から18時ごろに、外出禁止のルールを破った2人が飲食店で外食したことが判明し、チームの規律を乱す行為として処分を課していた。

 柏木には「厳重注意と罰金」「繰り返しのチーム規律違反行為があったため、トレーニング参加については、現状未定」。杉本については「厳重注意と罰金」で、10日からチームトレーニングに参加している。

 リカルド・ロドリゲス監督は非常に厳しい表情で、この件についてはっきりと言及した。

「規律違反はチームをつくる上で良くないことであり、ピッチの内外で規律がないといけません。杉本とは話をして、彼は反省しています。柏木はまだ練習に戻ってきていないので話はしていません。チームをつくっている段階で、団結しなければいけないタイミングで起こったことは非常に残念で、まったく良くないことだと思います」

 上記の通り、杉本は練習に復帰しており、すでに監督との面談も済ませた。監督からは猛省を求めたという。

「今回の件で失望したと伝えました。今回、復帰するにあたってチームメートや監督、コーチングスタッフやその他のスタッフに借りがあることも話しました。彼は今後、自らのピッチ内の振る舞いでしっかり態度を証明して、改めて信頼を勝ち取っていくことが大事です。この件が繰り返されるようなことがあれば、私が受け入れることはできなくなる、そして浦和のためにしっかりやってくれと伝えています」

 柏木についてはさらに厳しい姿勢を明かした。

「杉本と柏木の違いは繰り返しの部分です。処分について結論は出ていませんが、私の考えはクラブに伝えています。正式に決まればクラブから皆さんにお伝えすることになります。私としては今回の振る舞いを受け入れることはできないと思っています」

「いま、チームづくりをしているところで、そのためには団結力と規律が重要だと思っています。その中で繰り返し、このような振る舞いや行動を取った選手がいることについて、クラブの中にも疲れを感じている人がいるように思います」

 チームの模範になるべき選手の間違った行動に、きっちりと態度を表明している。


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