セレッソ大阪は4日、レヴィ―・クルピ監督のもと、徳島ヴォルティスとトレーニングマッチを行なった。2-1で勝利を飾った試合後に(1本目は30分、2、3本目は45分)、坂元達裕がオンラインで取材に応じた。

上写真=徳島とのトレーニングマッチでプレーする坂元達裕(写真提供◎CEREZO OSAKA)

チャレンジ精神で強気でいきたい

 Jリーグ屈指のサイドアタッカーとして存在を示した坂元は今季、別の顔を見せるつもりだ。今季のテーマを問われて、「僕の中では明確です」と答えた。

「去年は外に張って、仕掛けるシーンが多かったんですけど、それでもアシストはできました。ただ、なかなかゴールを取ることができなかった。去年は2点とゴールが少なかったので、今年はより中でプレーして、アシストもゴールも挙げたい。どんどんシュートを打っていくというのを、監督に練習の中でも言われているので、もっとゴールを狙うプレーを意識してやっていきたいと思います」

 深い切り返しで相手を翻弄するプレーは坂元の代名詞だが、今季はそれだけに留まるつもりはない。積極的に中央へと進出し、ゴールを狙っていくという。そのために重要となるのが、周囲の選手たちとの距離感だ。清武弘嗣や豊川雄太らと時にポジションを入れ替えながら相手を混乱に陥れてゴールを生む攻撃を思い描く。

 この日の徳島との練習試合でも、「中に絞って距離感近くやれれば、細かいところでも打開できますし、ミスをしたあともで二次攻撃、三次攻撃につなげられるところもあった。そういう部分が近い距離でやるときのいいところかなと思います」と、手応えを感じた様子。「連動して、守備も攻撃も特に2本目はいい距離感で、できていたと思う。自分にとってもチームにとってもいい収穫になった」と振り返っていた。

 目標とする数字を聞かれると「10ゴール10アシスト」ときっぱり。「自分が成長して、絶対的な選手になれれば、そういう数字も残していけると思っています。そこはチャレンジ精神で強気にいきたい」と決意を口にした。

「大事な場面で、試合の勝ち負けを左右するような絶対的な仕事ができる選手にならないといけないと思っています。去年は苦しい場面で自分が点を取ったり、アシストするようなことがなかなかできなかった。そういう勝負どころでチームを引っ張っていけるような存在になれれば」 

 覚悟を持って臨む新シーズン。サイドだけではなくピッチ中央でも違いを生む坂元達裕の姿を何度も見ることになりそうだ。


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