名古屋グランパスがセレッソ大阪からDF木本恭生の加入を発表した。柿谷曜一朗に続く2人目の獲得となった。守備のユーティリティー選手の加入で、AFCチャンピオンズリーグにも参戦する2021年に備えている。

上写真=名古屋はC大阪から柿谷曜一朗とともに木本恭生を獲得する大型補強に成功(写真◎Getty Images)

「自分の選んだ道を信じて」

 名古屋グランパスがセレッソ大阪から、柿谷曜一朗とともに加入を発表したのがDF木本恭生だ。2020年シーズンを見事に3位でフィニッシュしており、守備のユーティリティー選手の加入で、2021年シーズンの国内のリーグ戦、カップ戦に加えて、AFCチャンピオンズリーグでの戦いに備える格好だ。

 1993年8月6日生まれ、27歳の木本は静岡学園高から福岡大に進み、2016年にC大阪に加入。2017年からは主力として活躍した。センターバックとボランチでプレーできるのが強みで、この2年はロティーナ監督の緻密な戦術の中でどちらのポジションもできる優位性を生かしてチームに貢献してきた。

「完全移籍で加入することになりました、木本恭生です。名古屋グランパスでプレーさせてもらえる機会を与えていただいたことに感謝しています。チームにとってプラスの存在になっていけるよう全力で頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

 まずは、名古屋の「ファミリー」にあいさつした。今季の名古屋は丸山祐市と中谷進之介のセンターバックコンビが驚異のフルタイム出場。ハイレベルなポジション争いとなるが、丸山と中谷への負担増が懸念されてきただけに、木本の加入でさらにマッシモ・フィッカデンティ監督流の堅守がレベルアップするだろう。

 木本はC大阪のサポーターにもメッセージ。

「名古屋グランパスに完全移籍する決断をしました。まずコロナの影響で経営が厳しいなか素晴らしい延長オファーをしていただいたクラブに感謝しています。そしてスポンサーの皆様、サポーターの皆様、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、チームメイトの皆様、5年間ありがとうございました!

 セレッソ大阪での5年間は苦しいことも嬉しいこともたくさんあり、ものすごく充実した5年間でした。この決断に対して色々な意見があると思いますが、自分の選んだ道を信じて頑張っていきたいと思います。

 最後になりますが、この決断は数ヶ月前にしていました。だからこそどんな状況でもチームのために、そしてセレッソ大阪を天皇杯優勝、ACL 出場させる! と、強い思いを持って戦いましたが、なにも残すことができずチームを去ることを本当に申し訳なく思っています。5年間ありがとうございました」


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