FC東京のFW永井謙佑がACLが集中開催されているカタールで取材に応じた。ピッチの硬さや暑さは気になるものの、コンディションは良好。リーグ再開初戦となる24日の上海申花戦へのイメージも膨らませている。

上写真=「いいトレーニングができている」と充実の表情を見せる永井謙佑(写真◎FC東京)

自分らしいゴールも増えるかな

「トレーニングしていても暑いですね。朝の練習なんで、日中ほど暑くはなかったですけど、試合の時間(13時キックオフ)は暑いと思うので徐々に慣れながらやっていきたい」

 この日は最高気温29度の予報。トレーニングは朝9時半からだったが、27度の気温と強い日差しの中で汗を流した。何より気になるのはピッチの硬さ。トレーニンググラウンドと試合会場では異なることも予想されているが、総じて今大会で使用するピッチは硬いと言われている。

「コンクリート上に人工芝を敷いているような感じ。硬いですね。薄い人工芝というか。昨日はけっこう激しい練習をやって、今朝、いつもよりは体に張りを感じました。これに慣れていくのが大事なのかなと感じます」

 適応力も問われるFC東京にとってのACLは24日の上海申花戦から再開となる。前日に蔚山現代との試合を少し見たという永井はその印象について「あれがフルメンバーかどうかはちょっと分からないですけど、他の選手とコミュニケーションを取りながら相手の弱点を突けるようにやっていきたい。デカイ選手が前にいるんで、そこはちょっと怖いかなと。あとはこっちがしっかり先制点を取らないと、厳しくなるかなとは感じています」と話し、先制ゴールを勝利のポイントに挙げた。

 とくにグループステージは日程がタイトであり、大会の『入り方』が重要になる。「(上海申花とは)連戦なんで、ここをしっかり勝たないといけないと思っていますし、予選突破するには最初の二つが大事なのかなと思います」と永井はリスタートの試合に照準を合わせている。

 上海申花戦で出場すれば、今シーズンの序盤はケガで欠場していたため、名古屋時代の2012年以来のACL出場になる。同大会ではグループステージの天津泰達戦でゴールを決めた。

「僕自身はACLは久しぶりですし、今年一発目の試合なんでしっかり結果を求めていきたい。次の試合が予選突破に向けては大事な試合になってくると思うので、気持ちの入ったプレーをしていきたい」

 期待されるのは、もちろんゴール。そのイメージも膨らませていた。

「(アジア勢に対して)そこまで苦手なイメージもないし、めちゃくちゃ(こちらの)情報があるわけでもないと思うので、特長を出せるかもしれない。自分らしいゴールも増えるかなと思いますね」
 そしてピッチで表現するのは、「東京らしいサッカー」だ。

「前からドンドン仕掛けていきたいですし、本当に東京らしいサッカーで、勝っていきたい。もちろん優勝を目指してやっていきたいですし、ケガに気を付けて頑張りたいと思っています」

 明後日24日、永井はアジアの頂点を目指して、力強く一歩を踏み出すーー。


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