3カ月以上、戦列を離れていた染谷悠太は前節のFC東京戦に続き、清水エスパルス戦でも後半途中から出場を果たした。プレー時間は前回の約3倍。完全復活に向けて着実に進むCBは、自身の存在でチームを刺激したいと話した。

上写真=後半開始からCBとしてプレーし、無失点に貢献した染谷悠太(写真◎J.LEAGUE)

■2020年10月31日 J1リーグ第25節(観衆2,720人/@三協F柏)
柏 0-0 清水

離れていた時間は良い時間にもなった

 染谷悠太は開幕から中断期間を挟んで4戦連続で先発を果たしたものの、負傷のために長期離脱を余儀なくされていた。7月11日の川崎F戦に出場し、18日の湘南戦でベンチに入ったが、それ以降、3カ月もの間、試合に関わることはできなかった。ようやく復帰できたのは10月28日のFC東京戦(第30節)。後半途中から出場し、18分間プレーした。

 そして、その2日後の清水戦で、さらに出場時間を延ばした。後半開始から山下達也に代わってCBを務め、45分あまりプレー。チームの守備を引き締めた。

「ミーティングで監督から各ポジションの役割を細かく説明してもらっていました。センターバックにはこういうことをしてほしいと言われていたので、それは最低限こなすようにとプレーしました。(自身の出来については)相手が食いついてきているところもあったので、そこを剥がせれば攻めていけるところはありましたが、もう少し自分の立ち位置を相手のFWの脇をとって、選手を引き出せればよかったと感じています」

 自身は課題を口にしたが、無失点に抑えた。セカンドステップを、しっかり踏めたのではないだろうか。

「ピッチから離れて試合を見ていて、悔しさも感じましたが、逆に良い時間にもなりました。サッカーをできる喜びや試合に出られる喜びをあらためて感じたので、これから、その思いをしっかりと結果につなげていければと思います」

 外からチームを見ることで感じたものは多いという。それをこれから還元していくとともに、このタイミングで戦列に戻ってきた復帰組としての役割を果たしたいとした。

「チームの勝利に貢献できるようにプレーしなければいけないというのが、(試合を終えた)率直な感想です。ケガ人も戻ってきているし、いま試合に出ている選手たちに刺激を与えていかなければいけないと思います。トレーニングからいい準備をして試合に臨めるようにできたらと思う」

 CBに故障者が相次ぎ、システム変更やサイドバックがCBを務めることで急場をしのいだ試合もあった。しかし現在は、チーム内に『競争』が戻ってきている。その中で染谷は自身が良いパフォーマンスを見せて、さらに競争力を高めたいという。それこそが長らく戦列を離れていた自身の役割だと考えていた。定位置取りへ、全力を注ぐ。

 シーズンの終盤にさしかかり、柏には故障者が続々と戻ってきている。もちろんそれは大きなプラスだが、それと同時に、いや、それ以上かもしれないが、歓迎すべきはルヴァンカップ決勝に向かうチームを刺激する、染谷のような意識を持った選手たちが戦列に帰ってきたことだろう。


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