ACLの日程変更に伴い10月21日に開催されたJ1第33節で名古屋グランパスは横浜F・マリノスに敗れ、今季初のリーグ戦2連敗。左SBで先発した太田宏介は「数的不利の場面がたくさんあった」と語った。
上写真=今季3度目の先発出場となったDF太田(写真◎J.LEAGUE)
■2020年10月21日 J1リーグ第33節(@日産ス:観衆6,607人)
横浜FM 2-1 名古屋
得点:(横)エジガル・ジュニオ、渡辺皓太
(名)マテウス
マッシモ監督も嘆き節
「難しかったですね。支配されている時間も長かったですし、コントロールできなかった90分間だったなと思います」
試合後のオンライン会見に出席した太田は開口一番、そのように試合を振り返った。
9月9日にパロ瑞穂で行なわれた前回対戦は2-1で勝利したが「ホームでやったときのマリノスと違った」。当時、横浜FMは3-4-3のシステムだったが、今回は4-3-3に変わっていた。
「ボールの動かし方とか、サイドの人数の掛け方に対してうまく対応できなかった。マークの受け渡しのタイミングが少しずつずれていったのが結果的に失点につながった」
運動量でも相手に圧倒された。前節から先発8人を入れ替えた中3日の横浜FMに対し、中2日の名古屋は太田と宮原和也の両サイドバック以外は前節と同じ顔触れ。太田は「数的不利の場面がたくさんあって、1人多いような感覚だった」という。
選手層の差が勝敗を分けたとも言える。試合後、マッシモ・フィッカデンティ監督は「この日程の中で選手たちは疲労しているが、ケガ人が多いため、どうしてもプレーしてもらうしかなかった」と嘆いた。
それでも落ち込んでいる暇はない。次節ベガルタ仙台戦は再び中2日での開催。太田は「みんな疲労は限界に近いと思うけど、ここでもう一回奮起して気持ちを見せたい」と顔を上げた。