セレッソ大阪DF瀬古歩夢が、自らの現状について語った。9月26日の練習後のオンライン取材で、23日のFC東京戦でのミスや、試合出場を重ねることでの成長の手応えについてコメントしている。

上写真=9月26日の練習を終え、オンライン取材で報道陣の質問に答えた瀬古(写真◎スクリーンショット)

「きついけど、充実している」

 セレッソ大阪は9月27日の明治安田生命J1リーグ第19節で、ベガルタ仙台とアウェーで対戦する。前日練習を終えたDF瀬古歩夢はオンライン取材で前節を振り返り、「FC東京戦の1失点目は自分の判断ミス。明日から考えてプレーしていきたい」とコメントした。

 23日の第18節でFC東京と対戦したC大阪は、多くのチャンスを作って押し気味に進めていたが、63分に先制され、66分にも失点して0-2で敗れている。1失点目で瀬古が悔やんだのは、決められたFWディエゴ・オリヴェイラにパスがつながる前のシーン。「スローインからアダイウトンにフリーで受けられたとき、自分が引いてしまった。つぶし切れていたら、あそこまで行かれなかった」と振り返り、「プレーの質と、状況判断の2つが課題。(奪いに)行く場面、引いて遅らせる場面、状況判断を的確にできるようにやっていきたい」と続けた。

 一方で「試合に出て成長していることを実感している。試合に出るにつれて、去年に比べて自信がついている」とコメント。リーグ戦12試合連続フル出場中と、ロティーナ監督の信頼を勝ち取っており、「過密日程できついですけど、どのチームも一緒。個人的には充実している」と力強く語っている。

 同年代の選手の現状についての質問もあった。DF菅原由勢は昨年のU-20ワールドカップなど、年代別代表で一緒に戦ってきたチームメイトで、昨年からAZ(オランダ)でプレーしている。

「仲がいい選手が、チャンピオンズリーグの予選を戦っている。それはもちろん自分自身の刺激になっている」と語った瀬古は、「最初の方は悔しくて、ちょっと意識していた」と以前の心境を明かした。だが現在は「今年に入ってから、このチームでもっと試合に出て、活躍して、という思いが強くなった」と考えているという。
 
 首位の川崎フロンターレとの勝ち点差は11。厳しい状況には違いないが、瀬古は「2連敗していますが、直接対決もある。残りの後半戦、勝ち点3を積み上げていくだけ」と、まずは仙台戦から一戦必勝で追撃していく決意を新たにしていた。


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