セレッソ大阪MF坂元達裕が、浦和レッズMF汰木康也との対戦に燃えている。同じようにモンテディオ山形からJ1クラブに移籍したドリブラーに敬意を払いつつ、自らの武器を発揮して勝利につなげるつもりだ。

上写真=浦和戦に向けて前日練習を消化した坂元(写真◎CEREZO OSAKA)

「充実感がある」

 モンテディオ山形からセレッソ大阪に完全移籍した今季、MF坂元達裕は開幕からリーグ戦全試合に先発出場し、サイドでのドリブル突破を武器に活躍。「自信になっている」と語る一方、試合を重ねるごとにマークは厳しくなっている。
 
 本人も「ボールを持ったら複数でマークされるなど対策されて、難しい状況が多くなってきた」と認めるが、それでも「自分のポジションやパスを受ける場所で、相手のマークをはがせたり、複数にマークされているので周りが使いやすくなったり、いろいろな形が、逆にやりやすいと思っている」という。「どう相手の守備をかいくぐっていくか、毎試合考えながら楽しくできていて、充実感がある」と、状況の変化に柔軟に対応している現状を語った。
 
 新しい参考材料も手にした。9月2日のJリーグYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝の柏レイソルで、加入後初の途中出場。0-3で敗れたものの、先発出場したFW西川潤のプレーが印象に残ったと振り返る。「潤が自分と似たような位置に入っていて、いつもの自分と違って参考になる部分もあった。こうしたら自分もパスを受けやすい、と外から見ていて感じるものもあったので、次の浦和レッズ戦に生かしたい」と意欲を見せる。

 5日の明治安田生命J1リーグ第14節で対戦する浦和には、同じようにドリブル突破を武器とするMF汰木康也がいる。山形で活躍して評価を高め、J1のクラブにステップアップしたという点では『先輩』だ。

 汰木は昨季、東洋大から加入した坂元と入れ違いで浦和に移籍したが、大学時代の練習参加時に一緒にプレー。「めちゃくちゃうまいな、と感じていた」と振り返り、「自分が山形に行く前に、山形でドリブラーとして活躍していた選手。尊敬していた」とも語る。

 坂元とはサイドで対峙することもありそうだ。「そういう選手とマッチアップするのは楽しみだし、浦和は他にもドリブルがうまい選手がたくさんいる。そういう選手に負けないように、自分もどんどんチャレンジしていけたら」と、自分の武器を生かしての勝利への貢献を誓った。


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