柏レイソルは8日、J1第9節で横浜F・マリノスと対戦し、終始押し込まれながらも勝ち点1を獲得。味方のアクシデントにより前半終了間際から出場したDF川口尚紀が試合後、オンラインでの取材に応じ、自身初というセンターバックでのプレーを振り返った。

上写真=横浜FM戦に途中出場したDF川口(写真◎J.LEAGUE)

指揮官は事前に告知

 前半40分に足を痛めた山下達也に代わり、急きょCBを務めることとなった。本職は右SBで、これまでCBでのプレー経験は一度もない。紅白戦などでもプレーしたことはなかったという。

 ネルシーニョ監督からは「もしセンターバックにアクシデントがあったときには準備しておいてくれ」と言われていたそうだが、「まさか本当にやるとは思っていなかった」と苦笑い。しかも相手は昨季J1で最多得点を誇ったチャンピオンチーム。CB初心者はどんなことを意識してプレーしたのだろうか。

「相手のフォワードをどれだけ抑えられるか、というのは誰が出ても変わらないと思うので、厳しく行くところを意識しました。それ以外は……初めてで何が正解か分からなかったので、周りの人に声をかけてもらいながらやりました」

 横浜FMに押し込まれる展開が続くなか、相手センターフォワードと球際で激しくやり合った。チームは78分に1失点を喫し、完封とはならなかったが、CBでも十分にプレーできることを示した。

 なお負傷交代した山下に加え、試合終盤にはもう一人のCBの大南拓磨も右足を痛めてしまい、戦線離脱が濃厚に。今後もCB起用が考えられる川口は「試合に出ることが一番」と気持ちを固め、「どこで出でもしっかりとプレーできるように準備したい」と語った。

現地取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE


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