上写真=今季より完全移籍で柏に加入したMF仲間(写真◎スクリーンショット)
「スタメンを狙っていく」
柏レイソルのアカデミーで育ち、高校卒業後はロアッソ熊本に加入。その後、カマタマーレ讃岐、ファジアーノ岡山で力を磨き、今季10年ぶりに“古巣”へと戻った。4日のホームFC東京戦で移籍後初出場を果たし、仲間は「あのスタジアムでJ1の公式戦に出場できたのは本当にうれしかった」と振り返った。プロ10年目のJ1デビューでもあった。
FC東京戦では78分に瀬川祐輔との交代で出場。「厳しい状況だったので、入るときは1点でも取りに行こうと。デビュー戦ということはあまり頭になかった」。1点ビハインド、しかもチームは退場者1人を出して数的不利の中、広範囲をカバーするため懸命に走った。
残念ながらチームに勝ち点をもたらすことはできなかったが、ネルシーニョ監督は「途中から入った選手は攻守において重要な役割を果たし、彼らの持つ個性、特長も十分に発揮してくれた」と高評価。また指揮官は「今季は総力戦になる」とも語っており、出場機会は今後も増えるはず。仲間も「もちろんスタメンを狙っていくし、自分の良さをどんどん出して、チームの勝利のために走りたい」と連続出場に意欲を燃やしている。
次節もホームで、横浜FCと対戦。敵将の下平隆宏監督は、仲間にとって柏U-18時代の恩師だ。「シモさんの前では成長した姿を見せなきゃいけない。J2の頃も対戦したことはありますが、やっぱりJ1の舞台で対戦できるのは楽しみですし、シモさんを苦しめられる選手になりたい」と特別な思いで次戦に挑む。