上写真=オンラインで取材に応じたFW都倉(写真◎スクリーンショット)
昨年はダービー直前に負傷
J1再開まで、あと4日。先週末に行なわれたJ2、J3の試合を観戦したという都倉は「海外のサッカーも含めて常にダゾーンを見るのが習慣だったので、その日常が戻ってきたなという感じ。じわじわと再開が近づくにつれて僕自身も盛り上がってきているし、チームとしてもスイッチが入ってきた」と語った。
7月4日に迎えるJ1再開初戦、セレッソは敵地に乗り込んでG大阪と戦う。都倉にとっては初のダービーマッチだ。加入1年目の昨季、G大阪戦の1週間前の試合で右ヒザ前十字靭帯損傷の大ケガを負い、シーズンを棒に振った。だからこそダービーに懸ける思いは人一倍強い。
「昨シーズンはダービー前にケガをして本当に悔しい思いをしましたが、(G大阪戦の試合前に)サポーターがコレオ(グラフィ)を作ってくれて、選手たちは9番のユニフォームを着て入場してくれた。その思いは一生心に刻み込まれています。次は僕がチームに恩返しする番。再開がダービーというのは運命を感じずにはいられないので、昨年やり残したことを今年はプレーで貢献したいし、皆さんの思いに応えたいと思います」
残念ながら再開初戦は無観客での開催となるが、「ファン・サポーターの皆さんがいないのは不思議な感じはするけど、条件としては相手も変わらないので、目の前のゲームに集中したい」と都倉。日本代表DFの昌子源らを擁するG大阪守備陣の攻略法については「企業秘密なので教えられませんが」と冗談めかしつつ、「監督とイヴァン(コーチ)のチームコンセプトのもと準備してきたことをピッチ内で実行するだけ。スカウティングはばっちりできている」と不敵に笑った。