J1の横浜FCは18日、リーグ再開に向けて非公開練習を行なった。終了後、DF田代真一がオンラインで取材に応じ、今季に懸ける思いなどを語った。

上写真=練習後にオンラインで取材に応じたDF田代(写真◎スクリーンショット)

「良い競争ができている」

 プロ14年目の今季は、自身にとって2シーズンぶりのJ1での戦いだ。

「長崎で上がったときは全然出られなかったので、またJ1にチャレンジできるのは楽しみ。そのために良い準備を1日1日、大切にやっていきたい」

 V・ファーレン長崎に在籍していた2018年は、前年の昇格に貢献したものの、J1では出場する機会に恵まれなかった。同年途中に横浜FCに移籍し、昨季はCBやボランチで33試合に出場。再びJ1に挑戦する権利をつかみ、今季のリーグ開幕戦では88分から守備固めで投入された。J1のピッチに立ったのは横浜F・マリノス在籍時の2009年以来、実に11年ぶりのことだった。

 国内最高峰の舞台に戻ってきたからこそ、満員のスタジアムでプレーすることを望んでいたはずだが、新型コロナウイルスの影響でしばらくはリモートマッチ(無観客試合)となる。それでも田代は気持ちを切り替え、「そういうときこそ勝ち点を稼げるようにやっていきたい」と勝負に徹する心構えだ。

 今月15日に再開後の日程が発表され、横浜FCは7月4日に北海道コンサドーレ札幌と対戦することが決定。リーグ戦は約10カ月間でこなすはずだった試合数が5カ月半に凝縮され、夏場も中2日、中3日で公式戦を消化するハードなスケジュールとなるが、田代は「日程が決まって、目標とするところが一つできたので、みんな前向きにトレーニングに臨めている。過密日程になると、みんなにチャンスがあるので、今は良い競争ができている」と語った。


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