1993年にスタートしたJリーグでは、様々な特徴を持つストライカーがゴールを奪い、得点王に輝いてきた。Jリーグ得点王の活躍を振り返る連載の第27回は、柔らかさと強さで得点を重ねたピーター・ウタカを取り上げる。

上写真=来日2年目で得点王に輝いたピーター・ウタカ(写真◎J.LEAGUE)

ドウグラスに代わる得点源

 2015年に3回目のJ1リーグ優勝を果たしたサンフレッチェ広島は、得点ランク2位の21得点を挙げたFWドウグラス(現ヴィッセル神戸)との契約交渉がまとまらず、退団が決定。16年に向けて新たな得点源を探さなければいけない状況で、白羽の矢が立ったのがピーター・ウタカだった。
 
 15年に清水エスパルスに加入し、初めてJリーグでプレーしたウタカは28試合出場・9得点と奮闘したものの、チームはJ2に降格。これを受けて清水からの期限付き移籍で、広島に加わることになった。

 開幕前の富士ゼロックススーパーカップで加入後初得点を決めたが、この試合、さらにJ1リーグの1stステージ開幕戦も控えスタートだった。だが第2節で初めて先発すると、第3節から4試合連続の計5得点。第8節、第11節でも2得点ずつを決めるなど、期待に応えて広島の新しい得点源となる。

 ナイジェリア出身で、179センチ・79キロの体格は大柄ではないものの、アフリカ人選手特有のパワフルなプレーが持ち味。一方で力任せだけでなく、巧みなパスで周囲を生かす働きも光った。当初はシャドーだったが、ほどなくFW佐藤寿人に代わって1トップに入り、柔と剛を併せ持つプレーで1stステージは17試合に出場、13得点を挙げた。

This article is a sponsored article by
''.