1993年にスタートしたJリーグでは、様々な特徴を持つストライカーがゴールを奪い、得点王に輝いてきた。Jリーグ得点王の活躍を振り返る連載の第24回は、史上3人目の2年連続得点王、大久保嘉人をピックアップ。

出場停止明けでハットトリック

 ブラジルから帰国後も、中断明けから2試合連続得点。第22節で広告看板を蹴って破損させ、2試合の出場停止処分を受けたものの、復帰初戦の第25節では大宮アルディージャを相手にハットトリックの活躍を見せ、3-1の勝利に貢献した。
 
 その後しばらく得点から遠ざかったが、第33節で久しぶりに1得点を挙げると、最終節では古巣のヴィッセル神戸から2得点。最終的に32試合出場・18得点として、2009年と10年の前田遼一(ジュビロ磐田)、10年と11年のケネディ(名古屋グランパス)に続き、史上3人目の2年連続得点王に輝いた。
 
 前田とケネディは10年に得点王を分け合っており、どちらも単独での2年連続得点王は史上初めて。厳しいプレッシャーを受けながらも得点を重ね、エースにふさわしい結果を残した。

●2014年の得点ランキング(全34試合)
1位 大久保嘉人(川崎フロンターレ) 18得点
2位 豊田陽平(サガン鳥栖) 15得点
3位 マルキーニョス(横浜F・マリノス) 14得点
4位 武藤嘉紀(FC東京) 13得点
  ノヴァコヴィッチ(清水エスパルス) 13得点
   ペドロ・ジュニオール(ヴィッセル神戸) 13得点
    ※5位まで、所属クラブ名は当時のもの

画像: 得点後にファン・サポーターが陣取るスタンド前で喜びを分かち合う(写真◎J.LEAGUE)

得点後にファン・サポーターが陣取るスタンド前で喜びを分かち合う(写真◎J.LEAGUE)

画像: 冷静なシュートから豪快な一撃まで、多彩なパターンで得点を重ねた(写真◎J.LEAGUE)

冷静なシュートから豪快な一撃まで、多彩なパターンで得点を重ねた(写真◎J.LEAGUE)

画像: J1リーグで6位だった川崎F。大久保の得点力がチームの拠りどころだった(写真◎J.LEAGUE)

J1リーグで6位だった川崎F。大久保の得点力がチームの拠りどころだった(写真◎J.LEAGUE)

画像: 単独での2年連続得点王は史上初めてだった(写真◎J.LEAGUE)

単独での2年連続得点王は史上初めてだった(写真◎J.LEAGUE)


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