J1の大分トリニータは25日、東京オリンピックの開催延期を受け、U-23日本代表候補のDF岩田智輝のコメントを発表した。
上写真=五輪延期に関するコメントを発表したDF岩田(写真◎J.LEAGUE)
Aキャップを持つ97年組
大分トリニータ下部組織出身の岩田は、1997年4月7日生まれで現在22歳。東京五輪に出場する年代別代表に招集され、昨年のコパ・アメリカでA代表デビューも果たしている期待のホープは、クラブを通じて以下のコメントを発表した。
「新型コロナウイルス感染症が拡大している状況で、世界中の人たちの命を守ることが第一優先であり、オリンピックの延期はやむを得ないと思います。その中で、サッカーの年齢制限に関するところはまだ正式に決まっていないのでコメントできませんが、自分は大分トリニータの選手として毎日のトレーニングにしっかり向き合い、努力することが未来につながると思っています。そして早く平穏な毎日が戻ることを願っています」
オリンピックにおける男子サッカー競技は、1992年のバルセロナ大会から選手の出場資格が原則23歳以下となっており、森保一監督率いる東京五輪代表チームは「1997年1月1日以降生まれの選手」で構成してきたが、年齢制限が維持されたまま開催が来年以降になると、出場できるのは「1998年1月1日以降生まれの選手」となる。
特例措置がない場合、岩田をはじめ、主将を務めるMF中山雄太(ズウォレ)、MF三好康児(アントワープ)、DF板倉滉(フローニンゲン)、FW前田大然(マリティモ)、FW小川航基(ジュビロ磐田)ら1997年生まれの主力選手が出場資格を失う可能性がある。