12月7日、横浜F・マリノスがFC東京を3-0で下してJ1優勝を成し遂げた。そのゴールマウスを守っていたのが今季、J3のFC琉球から加入した朴一圭だ。サッカーマガジンWebでは優勝後にインタビューを実施。常に「危機感しかない」と彼は言った。

これからもサポーターと共に

画像: 優勝後のセレモニーでは感謝の思いと敬意を込めて飯倉大樹のユニフォームを着た朴一圭(写真◎J.LEAGUE)

優勝後のセレモニーでは感謝の思いと敬意を込めて飯倉大樹のユニフォームを着た朴一圭(写真◎J.LEAGUE)

――今年の夏に長くマリノスに在籍していたGKの飯倉大樹選手がヴィッセル神戸に移籍しました。優勝セレモニーでは飯倉選手のユニフォームを着ていましたね。

朴一圭 大樹くんがいたときに、自分が試合に出たときにはヘタなプレーをすればすぐにポジションを奪われますし、移籍したあとも、大樹くんに負けないプレーをしないといけないというプレッシャーが常にありました。それだけの存在ですし、大樹くんが作ってきたものを、自分なりにですけど、表現しなければ、サポーターの方にも納得してはもらえないとも思っていました。途中までですが、シーズンを一緒に戦った仲間でもありますし、感謝とか色んな思いもあってああいう行動に。

――きっとサポーターや飯倉選手にもその思いは伝わっていると思います。試合前の練習のとき、朴選手は名前を呼ばれて、スタンドに向かって左胸のエンブレムを叩いていました。あれは昔から?

朴一圭 実は最初はやってなかったんですよ。ホームの神戸戦だったかな。サポーターの声援は、本当に苦しいときに力になるんです。一緒に戦っていると実感することが多くて、そういう思いを表現したい、声援に応えたいなと思っていたら、自然とやるようになっていました。名前をコールしてもらって、拍手して挨拶するだけじゃなくて、自分なりの表現でと思って、考えたわけでもないんですけど、自然と。

――だからなんですね、あのシーンがすごく印象的だったのは。

朴一圭 マリノスのサポーターの方って、本当にマリノスを愛しているのが伝わってくるんですよ。自分は今年、チームに入ってきたわけですけど、すぐにこのクラブはいいな、好きだなって思えたし、そういう気持ちも素直に出していきたいと思います。サポーターと自分たちのどちらが欠けてもダメというか、共に戦っていきたいんです。

――来年は初めて出場するACLもあります。

朴一圭 楽しみですね。自分がどんなプレ―をできるのか。J1連覇もかかりますし、ほかのタイトルも含めて、まだまだ目指すべきものが多いと思っています。

取材◎佐藤 景 写真◎田中慎一郎、佐藤博之

パク・イルギュ◎1989年12月22日生まれ、埼玉県出身。朝鮮大を卒業後、2012年に当時JFLの藤枝に入団。翌年は関東リーグ1部のFC KOREAでプレーし、14年に再びJ3の藤枝に移り、定位置をつかんだ。16年に琉球に移籍、昨季は安定したセーブとビルドアップでJ3優勝・J2昇格に貢献。今季から横浜FMに加わると、シーズン途中から定位置を確保して優勝に大きく貢献した。180cm、76kg(写真◎田中慎一郎)

おすすめ記事

サッカーマガジン 2020年2月号

This article is a sponsored article by
''.