インターハイ(全国高校総体)島根県予選準決勝が、6月2日に出雲市の浜山公園陸上競技場と同補助競技場で行なわれた。三刀屋高を1-0で退けた立正大淞南高が3大会連続、松江南高をPK戦の末に下した出雲高が2008年以来となる決勝進出を果たしている。

上写真=立正大淞南高(黄)は三刀屋高(オレンジ)に1-0で勝って決勝進出(写真◎石倉利英)

立正大淞南は立ち上がりの1点で勝利

 準決勝は当初、浜山公園陸上競技場で10時から第1試合、13時から第2試合の予定だったが、大雨という午前中の予報を考慮し、同補助競技場も使用して13時から2試合を同時に開催することに。陸上競技場では立正大淞南-三刀屋、補助競技場では出雲-松江南が行なわれた。

 立正大淞南-三刀屋は開始5分(35分ハーフ)、立正大淞南がCKから先制。その後も主導権を握って攻め込んだものの、三刀屋も粘って追加点を許さなかった。後半に入っても立正大淞南は攻め続け、三刀屋は懸命に守って得点機をうかがったが、結局そのまま1-0で立正大淞南が勝利を収めた。

 出雲-松江南は前半終了間際の34分、松江南がDF高橋亮伍の左足シュートで先制。しかし出雲も終盤に入った63分、FW安部山侑作のゴールで追い付いた。10分ハーフの延長でも決着はつかず、PK戦に突入。ここで出雲GK永見研太が相手のキック3本をストップする素晴らしい活躍を見せ、決勝進出をたぐり寄せた。

 立正大淞南の決勝進出は3大会連続で、同16回目の出場を狙う。出雲の決勝進出は2008年以来で、このときも含めて過去4回の決勝ではすべて敗れており、初出場を目指す。決勝は3日13時から浜山公園陸上競技場で行なわれる。

取材・写真◎石倉利英


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