昨年に続き天皇杯で実現した『横浜ダービー』。満員のニッパツ三ツ沢球技場で、横浜FMが横浜FCに競り勝ち、ベスト16入りを決めた。この夏に東京Vから加入した新戦力のMF渡辺皓太も、フル出場で勝利に貢献した。

上写真=東京Vから横浜FMに移籍し、新天地でのデビューを飾った渡辺(写真◎Getty Images)

■2019年8月14日 天皇杯3回戦
 横浜FM 2-1 横浜FC
 得点者:(M)中川風希、大津祐樹 (C)齋藤功佑

加入7日後に初先発

 両チームに1人ずつ、先発メンバーにはこの夏に移籍加入したMFがいた。横浜FCの中村俊輔、そして、8月7日に東京Vからの移籍加入が発表された横浜FMの渡辺皓太だ。

 渡辺は翌8日にチームに初合流し、そのわずか7日後に先発出場した。

 扇原貴宏とともに中盤の底に入り、軽やかなタッチでボール回しのリズムをつくった。15分にはボールを奪いに飛び込んできた中村俊輔を横パスでいなして、扇原のパスから中川風希が抜け出すチャンスを演出した。

 ここまで、新天地での練習は、わずか数日間のみ。それでも渡辺は、横浜FMのサッカーに事もなげになじんでいた。

「味方がどこに行って、どこが空いたから入るとか、常に頭も体も動かしていないとできないサッカーなので、そこは難しい」と言いつつも、「やっていて自分も楽しい」と充実感をのぞかせる。新たな挑戦の舞台で、さらに翼を大きく広げようとしている。

 初陣では、後半に入るとプレーから消えてしまうようにもなったが、それもまた成長の余地だろう。「自分の力を出せるチームだと思います」と、渡辺自身も意気込む。

 まだ多くは語らないが、そのプレーが何よりも雄弁にチームと自身の将来性を物語っていた。

取材◎杉山孝

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