AFCチャンピオンズリーグエリートが2月11日に再開し、川崎フロンターレはアウェーで浦項スティーラーズ(韓国)と対戦。新たに長谷部茂利監督を迎えたチームの初陣は、Jクラブが一度も勝ったことのないスタジアムで4-0の圧勝。ラウンド16進出を決めた。

上写真=山田新がヘッドできれいに決めて、アウェーで貴重な先制点をもたらした(写真◎Getty Images)

■2025年2月11日 ACLE第7節(@浦項スティールヤード)
浦項 0-4 川崎F
得点:(川)山田新、脇坂泰斗、河原創、エリソン

「確実にフリーになると思って」

 長谷部茂利監督を新指揮官に迎えて最初の試合が、ACLEのアウェーゲーム。韓国の浦項との対戦で長谷部監督が選んだ先発の11人には小さな驚きもあった。

 GKにチョン・ソンリョンではなく、山口瑠伊を起用したのだ。ほかには、最終ラインは右から佐々木旭、高井幸大、丸山祐市、三浦颯太が並び、その前に右に橘田健人、左に山本悠樹を揃えた。右のワイドに新加入の伊藤達哉、左にはマルシーニョとドリブラーを据えて、トップ下には脇坂泰斗、1トップにはエースにのし上がった山田新という顔ぶれだった。

 敵地での対戦ということもあって、慎重な立ち上がり。相手ボールになったときには脇坂と山田が前線に並んで4-4-2の配置になり、全体のポジションを高めに配置しつつ、強いプレスを掛けるよりも、最終ラインからの縦パスのコースを制限する守備に徹した。

 小さくボールが跳ねるピッチに苦しんでなかなかチャンスが作れなかったが、先制したのは川崎Fだ。38分に中央から右に山田が展開、伊藤がピンポイントのクロスを送ると山田が高々と跳んでヘッドでたたき込んで、試合を動かした。

 幸運だったのは浦項に退場者が出たこと。43分にセンターバックのアスプロポタミティスが2度目の警告を受けて退場処分。前半のうちに数的優位の状態を迎えた。

 川崎Fは後半開始のタイミングで橘田に代えて河原創を投入し、中盤を引き締め直した。1点がほしい浦項のロングボール攻撃に後手に回る時間もあったが、カウンターもちらつかせながら時間を進めると、一気に突き放す。

 まず71分、右から佐々木が中に持ち込んでゴール前の山田へ、小さく落としたボールを脇坂が蹴り込んで待ち望んだ追加点を手に入れると、その4分後に3点目。山本が左からニアに届けたクロスを、走り込んだ河原が高く上げた右足で流し込み、ボランチコンビでリードを2点に広げた。

 このあと、パトリッキ・ヴェロンと山内日向汰、エリソン、宮城天を投入して戦力チェックも十分。89分にはCKのこぼれからつないで、右からの丸山のクロスにエリソンが豪快ヘッドでたたき込み、4-0で締めくくった。

 これで5勝2敗として、勝ち点は15。1試合を残して、ラウンド16に進む8位以上を確定させた。 先制点の山田は「今年初の公式戦でしたけど、アウェーでもサポーターが声を出して背中を押してくれましたし、決勝トーナメント進出を決められてホッとしました。(先制ゴールは)自分がさばいたあとだったので確実にフリーになるなと思って、達哉くんが素晴らしいボールを上げてくれたので決めるだけでした」と冷静に振り返った。


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