【高校・ユース】ゲームのリズムを生み出すボランチ~青森山田・天笠泰輝
J1神戸で高卒ルーキーながら活躍する郷家友太が、母校・青森山田高校のキーマンとして、二人の後輩の名前を挙げる。「僕としては天笠(泰輝)やケネディ(三國ケネディエブス)といった、黒子に徹する選手も見てほしい」。まずは中盤の天笠泰輝を取り上げる。
ケガを乗り越えた苦労人
青森山田時代の郷家と同じくボランチを担い、長短のパスで攻撃のリズムを作りだすのが、7番を背負う天笠だ。
群馬県の前橋FCで中学時代を過ごし、1学年上には田部井涼(現法政大)ら、昨年度の全国高校選手権で優勝した前橋育英の主力選手も多い。代が変わっても、タイガー軍団の中軸にいるのは元チームメイトだ。「14番のヒロキ(秋山裕紀)と...