【W杯伝説】多民族で構成されたフランスは、なぜ結束できたのか?~1998年大会
さまざまなルーツを持つ選手たちが一枚岩になり、優勝を目指した。フランスのサッカーファンにとって98年のレ・ブルーは美しい記憶だ(写真◎Getty Images)
強豪国が軒並み苦しんでいるロシアW杯で、フランスは開幕から2連勝を飾り、早々と決勝トーナメント進出を決めた。若い選手が多く、経験不足を心配されたが、チームを率いるのは、選手としてW杯優勝を経験しているディディエ・デシャン監督だ。
プレッシャーがかかる開催国ながら98年大会では主将としてチームをけん引し、さまざまな困難を乗り越えて見事優勝を果たしている。
文◎佐藤 景 写真◎Getty Imagase
ジダンの退場をがひとつのきっ...