FIFAクラブワールドカップ2025の準々決勝が行われ、フルミネンセ(ブラジル)とアル・ヒラル(サウジアラビア)が対戦した。マルティネッリのゴールで前半に先制したフルミネンセは後半開始直後に追いつかれたが、再びリードを奪うことに成功。そのまま逃げ切り、準決勝進出を決めた。

上写真=後半から登場したエルクレスが決勝点をスコアしたフルミネンセが4強入りを果たした(写真◎Getty Images)

■2025年7月4日 準々決勝(@キャンピングワールド)
フルミネンセ 2−1 アル・ヒラル
得点:(フ)マテウス・マルティネッリ、エルクレス
   (ア)マルコス・レオナルド

後半投入のエルクレスが決勝点

 互いに攻撃機会はありながらも、なかなかスコアが動かない前半の終了間際だった。フルミネンセがチャンスを得点につなげた。右サイドからのクロスが流れたところをボックス左でガブリエウ・フエンテスが回収。スペースに動いたマルティネッリにパスを送ると、相手DFをかわしてシュート。ついに先制ゴールが生まれた。

 アル・ヒラルも、後半早々にネットを揺らす。51分の右CKの場面。ファーサイドでカリドゥ・クリバリがヘディングしたボールがレオナルドの足元へ。冷静に蹴り込み、3戦連発のゴールで同点に追いついた。

 両者譲らぬ白熱した試合は、70分に決勝点が生まれる。後半開始からマルティネッリに代わって登場していたフルミネンセのエルクレスが主役になった。思い切りよく放ったミドルシュートは一度は相手DFのブロックに遭ったが、高く舞い上がったボールをサムエル・ザビエルがヘディングでつなぎ、再びスペースに走り込んでいたエルクレスの元へ。ボックスやや右に進入すると、冷静に右足を振ってゴールを射抜いた。

 その後、アル・ヒラルも猛攻を仕掛けたが、リードを奪ったフルミネンセは44歳のGKファビオ・ロペス中心にハードワークと集中した守備でゴールに鍵をかけ、反撃を許さず。2−1で勝利を飾り、ベスト4進出を決めた。


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