男子サッカー1次リーグ、7月28日の第3戦でスペインとアルゼンチンが激突するビッグマッチが行われた。首位のスペインと3位のアルゼンチンという立ち位置で、アルゼンチンはなんとしても勝ち点3がほしいところ。試合は終始、スペインが支配し、アルゼンチンがカウンターを繰り出すが、結局1-1。4位エジプトが勝ったため、アルゼンチンがまさかの敗退となった。

上写真=スペインは先制しながら追いつかれたが、負けなしできっちり首位突破(写真◎Getty Images)

■2021年7月28日 サッカー男子1次ラウンドC組(@埼玉スタジアム)
スペイン 1-1 アルゼンチン
得点者:(ス)ミケル・メリノ
    (ア)トマス・ベルモンテ

・スペインメンバー:GKウナイ・シモン、DFオスカル・ヒル(87分、ヘスス・バリェホ)、エリク・ガルシア、パウ・トレス、マルク・ククレリャ、MFミケル・メリノ(87分、ホン・モンカヨラ)、マルティン・スビメンディ、ペドリ・ゴンサレス(74分、カルロス・ソレル)、FWマルコ・アセンシオ、ミケル・オヤルサバル(74分、ラファ・ミル)、ダニ・オルモ(85分、ブライアン・ヒル)
・アルゼンチンメンバー:GKヘレミアス・レデスマ、DFマルセロ・エレラ、パトリシオ・ペレス、ファクンド・メディナ、クラウディオ・ブラボ(83分、リオネル・モセビッチ)、MFトマス・ベルモンテ、ファウスト・ベラ(55分、サンティアゴ・コロンバット)、エセキエル・バルコ(46分、ペドロ・デラベガ)、アレクシス・マクアリステル(55分、マルティン・パジェロ)、アグスティン・ウルシ(70分、​​ティアゴ・アルマダ)、FWアドルフォ・ガイチ

スペインが圧倒的に支配して負けなしでベスト8へ

 ようやく、の先制ゴールだ。66分、中央から右のミケル・オヤルサバルへのスルーパスで裏を取り、逆サイドへのクロスを受けたダニ・オルモがていねいに折り返すと、最後はミケル・メリノが左足で冷静に流し込んだ。スペインはアルゼンチンの堅守を完全に崩した。

 同じようなシーンなら何度もあった。スペインは全員がきちんと関わり合いながらボールを動かしていって、アルゼンチンの鋭いプレスを軽やかにかわし、ビッグチャンスを作っていく。特に後半は開始早々の50分にマルコ・アセンシオのスルーパスで右サイド深くにミケル・オヤルサバルが進入し、センタリング。フリーでダニ・オルモが狙ったがシュートは上へ。直後にも中央を割って抜け出したミケル・オヤルサバルが左に逃げながらシュートを放つが、これも外れる。相手の嫌なところを突きながらも、最後の最後で決めきれない悪癖が顔をのぞかせていたところで66分にやっと先制できたから、大きかった。

 アルゼンチンは圧倒的に支配されながらも、自慢のタフなディフェンスで守っていただけに、悔やまれる失点。だがここであきらめるはずもない。直線的に前線にボールを運んでいってスペインを押し込むと、87分には左CKをトマス・ベルモンテが強烈なヘディングシュート、GKを弾き飛ばすようにゴールに入った。

 しかし、アルゼンチンの反撃もここまで。もう1試合では4位のエジプトが2位のオーストラリアに勝ったため、スペインを逆転できなかったアルゼンチンは得失点差でまさかの3位、敗退が決定した。

 勝ったスペインは1勝2分けの負けなしで貫録の1位突破。準々決勝ではコートジボワールと対戦することになった。

■グループC順位表
1 ※スペイン(勝ち点5/1勝2分け/2得点・1失点/得失点1)
2 ※エジプト(勝ち点4/1勝1分け1敗/2得点・1失点/得失点1)
3 アルゼンチン(勝ち点4/1勝1分け1敗/2得点・3失点/得失点-1)
4 オーストラリア(勝ち点3/1勝2敗/2得点・3失点/得失点-1)
※決勝トーナメント進出決定


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