7月25日の東京五輪男子サッカー1次リーグB組で、ニュージーランド代表とホンジュラス代表が対戦。リードされて迎えた終盤に相手のミスを突いて連続ゴールを挙げたホンジュラスが、鮮やかな逆転勝利を収めた。

上写真=二度先行されて苦しい展開となったホンジュラス(水色)だが、終盤の2得点で逆転勝ち(写真◎Getty Images)

■2021年7月25日 サッカー男子1次リーグB組(@茨城カシマスタジアム)
ニュージーランド 2-3 ホンジュラス
得点:(ニ)リベラト・カカーチェ、クリス・ウッド
   (ホ)ルイス・パルマ、ファン・オブレゴン、リゴベルト・リバス

・ニュージーランドメンバー◎GKマイケル・ウード、DFウィンストン・リード(6分:ジョージ・スタンガー)、リベラト・カカーチェ、ナンド・パイナカー、デーン・インガム、MFクレートン・ルイス(65分:マーコ・スタメニック)、ジョー・ベル、ジアンニ・ステンスネス、エライジャ・ジャスト(86分:ジョー・チャンプネス)、FWクリス・ウッド、カラム・マッコワット(64分:ベン・ウェイン)

・ホンジュラスメンバー◎GKアレクス・グイティ、DFクリストファー・メレンデス(62分:エルビン・オリバ)、デニル・マルドナド(62分:カルロス・メレンデス)、ジョゼ・ガルシア、ウェスリー・デカス、MFルイス・パルマ、エドウィン・ロドリゲス、ジョルジュ・アルバレス(63分:リゴベルト・リバス)、ジョゼ・レジェス、FWダグラス・マルティネス(71分:ファン・オブレゴン)、ジョルジュ・ベングチェ(HT:カルロス・ピネダ)

二度リードされるも逆転

 ニュージーランドは開始2分過ぎ、キャプテンのDFリードが相手との接触プレーで左ヒザを痛め、いったんプレーを再開したが、すぐ続行不可能に。わずか6分で交代を余儀なくされるアクシデントに見舞われた。

 だが10分にニュージーランドが、驚異のスーパーゴールで先制点を奪う。CKのこぼれ球に反応したMFカカーチェが、中央約25メートルの距離から左足を振り抜くと、鮮やかな弾道のミドルシュートがゴール右上スミに突き刺さった。

 ホンジュラスは23分、MFパルマのFKをGKウードがはじいたこぼれ球を、FWベングチェがヘッドで押し込もうとしたが、左に外れて同点ならず。しかし前半アディショナルタイムの45+3分、右からのセンタリングをパルマがファーサイドからヘッドで決め、同点として前半を終えた。

 追い付かれたニュージーランドだが、49分に再びリードを奪う。カウンターから左サイドを崩し、最後は韓国との初戦で1-0勝利の決勝点を決めているFWウッドが、2試合連続ゴールを決めた。

 しかしホンジュラスも78分、相手のゴールキックをはね返したボールをFWオブレゴンが追い、譲り合ったDFスタンガーとGKウードのスキを突いてボールに触って、無人のゴールに流し込んで同点。さらに87分、相手のパスをインターセプトしてのカウンターからFWリバスがシュート、DFに当たって回転がかかったボールが、GKウードを破って逆転ゴールに。相手のミスから一気に流れを引き寄せ、3-2で鮮やかな逆転勝利を収めた。


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