歴史を学ぶ『日本サッカー温故知新』の第21回。この連載では日本サッカーが大きく発展した『平成の30年間』を写真と記録で振り返る。平成21年(2009年度)は鹿島アントラーズが史上初の3連覇を達成し、日本代表が最速で南アW杯出場を決めた。

世界最速で南アW杯出場決定

 日本代表は前回のドイツ大会予選に続き、またも世界最速で南アフリカ・ワールドカップ出場を決めた。その過程で輝いたのが岡崎慎司だ。1月のアジアカップでの代表初得点で一気に覚醒し、この年の代表16試合で15得点とゴールを量産。南ア大会出場を決めたアウェーのウズベキスタン戦でも、中村憲剛のスルーパスに反応し、一度はGKに止められたが、跳ね返りを代名詞でもあるダイビングヘッドで押し込み、勝利を呼び込んでいる。国際サッカー歴史統計連盟により、岡崎はこの年の世界得点ランキング1位(代表チーム)と認定されている。

◆平成21年度の主なタイトル一覧
Jリーグ:鹿島アントラーズ
天皇杯:ガンバ大阪(第89回・09年度)
Jリーグ杯:FC東京
JリーグMVP:小笠原満男(鹿島)
Jリーグ得点王:前田遼一(磐田)
Jリーグ新人王:渡邉千真(横浜FM)
Jリーグ最優秀監督賞:オズワルド・オリヴェイラ(鹿島)
高校選手権:山梨学院大附高(第88回・09年度)
高円宮杯U-18:横浜FMユース
大学選手権:明治大
なでしこリーグ:浦和レッズ・レディース

画像: W杯出場を決めたウズベキスタン戦で唯一のゴールを挙げた岡崎慎司(写真◎Getty Images)

W杯出場を決めたウズベキスタン戦で唯一のゴールを挙げた岡崎慎司(写真◎Getty Images)

画像: 岡崎の得点を引き出したのは中村憲剛のスルーパスだった(写真◎Getty Images)

岡崎の得点を引き出したのは中村憲剛のスルーパスだった(写真◎Getty Images)

画像: 日本は4大会連続でワールドカップ出場を決めた(写真◎Getty Images)

日本は4大会連続でワールドカップ出場を決めた(写真◎Getty Images)

画像: 柴崎岳や宇佐美貴史、宮市亮、杉本健勇らいたUー17代表。ナイジェリアで開催されたW杯に出場した(写真◎JGetty Images)

柴崎岳や宇佐美貴史、宮市亮、杉本健勇らいたUー17代表。ナイジェリアで開催されたW杯に出場した(写真◎JGetty Images)

画像: ブラジル、スイス、メキシコと同居したグループで3連敗。U-17代表はグループ最下位で大会をあとにした。左は岡本拓也、中央は宮市亮(写真◎Getty Images)

ブラジル、スイス、メキシコと同居したグループで3連敗。U-17代表はグループ最下位で大会をあとにした。左は岡本拓也、中央は宮市亮(写真◎Getty Images)

Jリーグ順位表(2009シーズン)
順位チーム
1鹿島6634206821
2川崎F6434197824
3G大阪60341861018
4広島5634151189
5FC東京5334165138
6浦和5234164140
7清水5134131293
8新潟503413111011
9名古屋5034148124
10横浜FM46341113106
11磐田413411815-10
12京都413411815-12
13大宮393491213-7
14神戸393410915-8
15山形393410915-8
16343471314-16
17大分30348620-19
18千葉273451217-24

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