4月23日、Jリーグは、午前中に行なわれたNPB(日本野球機構)との第6回「新型コロナウイルス対策連絡会議」を受けて、午後に臨時合同実行委員会を実施した。委員会後のオンライン会見で村井満チェアマンは改めて再開に向けた準備姿勢について説明した。
上写真=Jリーグの村井チェアマン(実行委員会後のブリーフィングより/zoomのスクリーンショット)
無観客試合の準備はこれから
Jリーグは午後に臨時の合同実行委員会を開き、午前中の連絡会議の内容を報告した。委員会後の会見では再開日程の考え方や準備について村井チェアマンが改めて説明した。
現時点では6月の再開の可能性も模索しており、5月9日から1カ月以上期間を空けた6月10日以降の週末、最短なら6月13日(土曜日)と想定できる。その開催の可否に関して村井チェアマンは「今後、選手会やクラブと協議する」と前置きした上で、「選手会が(準備期間が)もっと必要と言うかもしれないが、例えばプレミアリーグに倣えば3週間は必要であり、遅くとも5月23日には決めなければならない」と話した。
ただし、これらはあくまで仮定の話であり、緊急事態宣言が延長されるような事態となれば、6月13日開催は難しいと言わざるを得ない。現時点では、具体的な見通しが立っていない状況だ。連絡会議で専門家チームが「非常に危機感を持っていた」ことで、今後は無観客試合や8月再開の可能性も含めて検討していくと、村井チェアマンは話している。
また、「これまで6月、7月の再開について(収容率)50パーセント削減する準備を進めてきたが、無観客試合についてはまだこれからになる。無観客試合はお客様のリスクは低くなるかもしれない一方で、選手の移動や宿泊、食事はどうするのかなどについても検討しなければならない」とも語った。