4月23日、JリーグとNPBによる第6回「新型コロナウイルス対策連絡会議」が開かれた。専門家チームの提言を受けて、村井満チェアマンは「緊急事態宣言下でのリーグ再開は難しい」とする一方で、「無観客での開催も想定しなければならない」と話した。

上写真=リーグ再開のめどは依然として立っていない(写真◎J.LEAGUE)

選手側から「再開は準備期間が必要」との意見

 4月7日に発出された緊急事態宣言は5月6日までとされているが、この日の連絡会議で専門家チームの賀来満夫氏は「緊急事態宣言下では開幕、再開は難しい」とし、「開催するにしてもまずは無観客という形になると思う」と説明した。

 Jリーグの村井満チェアマンも「私の認識では、非常事態宣言下では無観客でも難しい。無観客試合だとしても選手の移動等のリスクがある」と話し、「観戦者の安全を考える中で、この段階に来れば(再開時には)無観客試合も想定しなければいけないと思っている。シミュレーションの中に加えていきたい」と現在の認識を語った。NPB(日本野球機構)の斉藤惇コミッショナーも同様に、無観客試合が想定内であることを示唆している。

 また、現在はJリーグの選手側からもさまざまな意見が出ており、村井チェアマンは再開に向けて「ある程度の準備期間が必要」との認識を示した。「競技日程を検討するプロジェクトは、再開前に3週間とか2週間とか、どれくらいの準備期間が必要かについて、選手会やクラブと協議して決めていきたい」とも語っている。今後も引き続き1カ月のインターバル、すなわち6月、7月、8月での再開を検討していくことになる。


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