2019年12月30日に開幕した高校サッカー選手権は、2020年1月2日に2回戦を終え、3日に3回戦の8試合が行なわれる。ベスト8進出を懸けた戦いでプレーぶりが注目される、各チームの逸材を紹介する。
上写真=帝京長岡の攻撃をリードする谷内田。2回戦では1得点を挙げた
谷内田 哲平
Teppei YACHIDA
3年/MF
帝京長岡(新潟)
京都加入内定
一瞬で相手守備網の穴を見つけ出す視野の広さ、絶妙な緩急とコース取りでその穴を突くパス能力の高さで早くから注目されていた。高校3年間でたくましさを増し、京都加入を前に新潟県勢の悲願であるベスト4、さらに頂点を狙う。
古宿 理久
Riku FURUYADO
3年/MF
青森山田(青森)
横浜FC加入内定
状況に応じて多彩なパスを使い分けるゲームメークだけでなく、自ら運ぶドリブル、広範囲をカバーして球際でも譲らない守備でも貢献するアンカー。横浜FCへの加入を前に、高校年代最強を証明する今年度2冠達成を目指す。
須藤 直輝
Naoki SUTO
2年/MF
昌平(埼玉)
中央ではゴールへ向かい、サイドではタッチライン際を駆け上がる突破でスタンドを沸かせるドリブラー。1年時から背番号10を背負い、中心選手として期待を集めてきた。見る者を欺くトリッキーなプレーも一見の価値あり。
植村 洋斗
Hiroto UEMURA
3年/MF
日大藤沢(神奈川)
左サイドを主戦場にゲームメークとフィニッシュワークを両立させるアタッカーで、優れた状況判断から特別な輝きを放つ。インターハイ優勝の桐光学園を1-0で下した県予選決勝では、鮮やかな突破から決勝ゴールをアシストした。
田邉 秀斗
Shuto TANABE
2年/DF
静岡学園(静岡)
本来はCBだが、現在は右SBでプレー。長身でスピードがあり、技術も併せ持つ能力の高さが魅力だ。機を見たオーバーラップでも攻撃に変化を加えられる。24年ぶりの優勝を狙うチームを最終ラインで支えるキーマンだ。
文◎サッカーマガジン編集部