引き分け以下の結果で優勝の望みが潰える可能性もあった川崎Fだが、首位鹿島にアウェーで勝利。勝ち点3を積み上げ、優勝戦線に生き残った。62分、MF家長昭博のFKにDF山村和也が頭で合わせて先制点を奪取。71分にはFW小林悠のシュートがポストに当たるも、はね返りをMF長谷川竜也がゴールへ蹴り込み、勝負を決めた。

上写真=先制ゴールを決めた山村(写真◎J.LEAGUE)

■2019年11月9日 J1リーグ第31節
鹿島 0-2 川崎F
得点者:(川)山村和也、長谷川竜也

戦局を変える先制点。「こういう試合はセットプレーが大事」

 試合の均衡を破ったのは、セットプレーによる一撃だった。

「こういう試合はセットプレーが大事だと思っていたので、決めることができてよかった。アキさん(家長昭博)のボールが良かったし、フリーで打つことができました」(山村和也)

 FKのチャンスでMF家長の左足から送られたボールに、ゴール前で鹿島DFのマークを外した山村和也が頭で合わせた。高い打点のヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

「セットプレーはチャンスになると分析していたので、それを生かすことができてよかったなと思います」と、自身の先制ゴールを喜ぶ。

 前半から鹿島に主導権を握られ、何度もゴールを脅かされた。それでも、51分にはMFセルジーニョのシュートをDF車屋紳太郎が体を張って防ぐなど、ピッチ上の選手たちは耐えた。

「激しい戦いになっていたので、前半はゼロ(失点)で抑えられてよかったと思うし、後半も何度か危ないシーンがあったけれど、みんなが体を投げ出して守ることができた。いつ(相手のゴールが)入ってもおかしくない状況だったけれど、一人ひとりのゴールを守るための執念というか、そういうものが見られたので、(失点)ゼロにつながったのかなと思います」

 同時刻に行なわれた他会場の試合では、順位表の上を行くFC東京と横浜FMがそれぞれ勝利。この2チームと川崎Fの勝ち点差が縮まることはなかったものの、数字上ではまだ、逆転優勝への可能性が残された。

「本当に勝っていくしかない。そうでないと(優勝という)結果が出ないので、(残り2試合も)シンプルに勝ちに行けるように頑張りたい」

 史上2クラブ目の偉業となるリーグ3連覇へ。山村は、ひたすらに勝利だけを求める。

取材◎小林康幸

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