高円宮杯プレミアリーグEAST第17節で、千葉県の強豪校が激突した。流通経済大柏と市立船橋の一戦は、14分に相手のハンドで得たPKをMF鈴木唯人が決め、アウェーの市立船橋が先制する。さらに5分後にも再びPKを鈴木が沈め、2点目を奪取。前半終了間際には流通経済大柏のFW森山一斗に1点を返されるも、後半はリードを守り切り、勝ち点3を獲得した。プレミアリーグEAST同節の他4試合は12月1日に開催される。

来季の清水加入内定。「期待に応えなければ」

 試合前日の10月4日には、J1の清水エスパルスから来季の加入内定が発表された。「様々な人からメッセージが届いて、応援されていることと、その期待に応えなければいけない責任を感じた」と、プロ選手になる実感が湧く。そして、翌週(10月13日)には奇しくも、第15節清水ユース戦が組まれている。

「清水ユースの選手から『やっぱり(トップチームに加入する)鈴木はすごいな』って思ってもらえるように、走って、戦って、2試合連続ゴールを決められるように頑張りたいです」

 これまでに幾多のJリーガーを輩出してきた名門・市立船橋から、新たにプロの世界へと羽ばたく。だが、まだ高校生活は終わっていない。鈴木はエースナンバーを背負って、残された数カ月の戦いに向かっていく。

取材◎小林康幸

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サッカーマガジン 2019年11月号


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