自分の可能性を広げたかった

1月14日、横浜F・マリノスが2018年シーズンの新体制・新加入選手発表会見を開催した。柏レイソルからから完全移籍で加入した大津祐樹は新天地でプレーする意気込みを語った。

2008年に成立学園高から柏に加入し、プロキャリアをスタートさせたあと、ドイツのボルシアMGやオランダのVVVフェンロでもプレー。15年の復帰後も柏でプレーしており、今回の移籍は国内では初めてのこととなる。

大きな決断を下した理由について大津は「僕の中で今年、大きなチャレンジをしようと決めていました。その中でマリノスからオファーをいただいて、レイソルを出ようと決意しました。(チャレンジしたいと思ったのは)年齢もそうですし、もっともっと自分の可能性を広げていきたいと思った」と説明。
横浜FMは昨季の主力だったマルティノス(浦和に加入)、齋藤学(川崎Fに加入)が移籍し、指揮官も3年間チームを率いたモンバエルツ監督からポステコグルー新監督に交代。文字どおり、チームは新たな船出を迎えたが、その中で何をすべきかについて、大津はしっかり理解している。

「(代表活動や海外でのプレーなど)僕がしてきた経験というのは、誰もがしてきた経験ではないということは自覚していますし、自分でやって良かった部分と悪かった部分を伝える立場にいるとは思っています。ただプレーのところでは経験は一切関係ないと思うし、若い選手だろうがベテランの選手だろうが、スタートラインは一緒。その中でチームを引っ張って行かなければいけないとは思っています」
指揮官とはまだ細かな話をしていないとしながらも、「僕自身、左も右も真ん中も、もう一つ前もできるので、監督が思うように使ってもらえれば。そのポジションによって動きを変えられると思っているので」と、定位置取りに意欲を示す。

今年の元旦には、テレビ朝日の久冨慶子アナウンサーとの入籍を発表。「守るべきものがいることがまた、力になる」と語り、2018年はピッチ内外で新たなスタートを切る年となった。「高校時代以来」という背番号9をつけるマリノスの新アタッカー、大津祐樹。大幅に刷新されたチームを引っ張る存在なれるか、注目される。

写真◎榎本郁也

 


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