ラ・リーガ(スペインリーグ)の第37節が現地日現地28日に行われ、久保建英が所属する4位のレアル・ソシエダはアウェーで3位のアトレティコ・マドリードと対戦。先発した久保は71分までプレーするもチームを勝利に導けず。1−2で敗れたが、他会場で5位ビジャレアルがラージョに敗れたため、4位が確定。10年ぶりに来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
上写真=試合終了後、チームメイトとの記念撮影に収まる久保建英(写真◎Getty Images)
厳しいマークに遭って持ち味を出せず
前節のアルメリア戦で決勝点をスコアした久保はこの日も右ウイングで先発出場。2戦連発を期待されたが、なかなか良い形でボールを受けられず、難しいプレーを強いられた。
相手の左アウトサイド、セルヒオ・レギロンの厳しいマークもあって久保が持ち味を発揮できない中、ソシエダは37分に失点。左サイドのやや遠い位置からアントワーヌ・グリーズマンのシュートを許すと、逆サイドのネットに決められてしまう。
後半もソシエダはペースを完全に握ることができず、久保が70分にベンチに退いた4分後にグリーズマンのパスからナウエル・モリーナに決められて、2失点。試合終了間際の88分にアレクサンデル・セルロートが1点を返したものの、時すでに遅しで1−2で敗れた。
しかし、他会場で行われていたビジャレアルとラージョの試合で、CL出場権を争っていたビジャレアルが1−2で敗れたため、最終節を残して勝ち点差5となりソシエダの4位が確定。アトレティコには敗れたが、ミッションコンプリートとなった。
試合終了直後には悔しさを滲ませていたソシエダの選手たちだったが、ビジャレアル敗戦の報を知ると、ピッチ上にはたちまち歓喜の輪が広がった。ソシエダがCLに出場するのは2013年以来、10年ぶりになる。