ベルギリーグ1部(ジュピラー・プロリーグ)のシント=トロイデンVV(STVV)は現地13日、アウェーで第31節・ゲンクとのリンブルフダービーに臨んだ。試合はゲンクがボールを握る展開となったが、STVVも集中した守備を見せ、前半に記録した林大地の得点を守り抜いて勝利。6戦負けなしで勝ち点を積み上げ、プレーオフ進出に望みをつないだ。
上写真=左からSTVVのシュミット・ダニエル、林大地、橋岡大樹、原大智(写真◎STVV)
6戦負けなしでELプレーオフ進出に望み
STVVではシュミット・ダニエル、橋岡大樹、林大地、原大智が先発を果たし、一方のゲンクも伊東純也がスタメンに名を連ねた(香川真司は軽傷でベンチ外)。日本人選手が5人が競演したリンブルフ州のダービーマッチは、序盤から激しく闘志をぶつかり合う展開となった。
ゲンクは開始5分、伊東が速攻の担い手となり、左サイドを突破するが、STVV守備陣も集中した守りでゴールを許さず。23分にも右サイドを攻略し、クロスを送るが、これまた守備陣がクリアしてみせた。時間の経過とともにゲンクがボールを握る展開が増えていくが、STVVはシュミットを中心に堅く守って失点を免れた。
すると29分、劣勢だったアウェーチームが先制ゴールを記録する。橋岡の右からのクロスをラバレーがシュート。DFに当たってこぼれたところを林が素早い反応で蹴り込み、自身今季6点目を決め、リードを奪った。
STVVのリードで迎えた後半、ゲンクは攻勢を強め、再三ゴールに迫った。しかし前半同様にSTVVの守りの前にゴールは遠いまま。結局スコアは動かず、アウェーのSTVVが1-0で勝利を飾り、2019年11月以来、2年4か月ぶりにリンブルフダービーで勝利を手にした。
この結果、STVVは6戦負けなし。勝ち点42で順位は10位となり、ELプレーオフ進出可能な8位(ゲンク)までの勝ち点差は3ポイントとなった。