ベルギーのユニオン・サン=ジロワーズに所属するMF三笘薫が現地23日、ファースト・ディビジョンAの第12節、オイペン戦でリーグ戦初先発を果たした。前節のセラン戦の活躍に続き、この試合でも存在感を示し、勝利に貢献した。
上写真=オイペン戦でリーグ戦初先発を果たしたユニオンの三笘薫(写真◎Getty Images)
ドリブルとパスで攻撃をけん引
前節のセラン・ユナイテッド戦で後半から登場し、ハットトリックを達成。逆転勝利の立役者となった三笘は、オイペン戦でリーグ戦初先発を飾った。すると6分にいきなり見せ場をつくる。左サイドでボールを持ち上がると、そのままボックス内に進入。アイザック・ヌウに背後から倒されて、PKを獲得した。これをデニズ・ウンダフがど真ん中に蹴り込み、ユニオンが先制に成功。三笘のプレーが先制につながった。
ユニオンは29分に、テディ・テウマが地を這うミドルシュートで加点。アウェーゲームながら前半のうちに2点を奪った。だが、後半は流れが一変する。75分、77分に失点。ゴール前に人数はそろっていたものの、中途半端なクリアが続き、相次いで失点することになった。
だが、次の1点をつかんだのはユニオンだった。左サイドでボールを持った三笘が、それまで再三見せてきたドリブル突破を仕掛けず、左に流れてきたダンテ・バンゼイルに素早くスルーパスを通す。これをダイレクトで中央に折り返し、走り込んだカスパー・ニールセンがシュート。勝ち越しゴールが決まった。何度もスピーディーかつスキルフルなドリブルでチームの攻撃を引っ張っていた三笘のプレー選択が光った。
試合はそのまま3-2でユニオンが勝利。3連勝を飾り、首位をキープしている。