上写真=絶好機でシュートを決め切れず、頭を抱える古橋亨梧(写真◎Getty Images)
開始早々にビッグチャンスを迎えるも…
5試合ぶりに古橋がピッチに戻ってきた。9月の代表戦(9月7日の中国戦)で負傷し、セルティックの選手としてプレーするのは8月29日以来、1カ月ぶり。1トップでレバークーゼン戦に先発すると、鋭い動き出しから何度もラインブレイクしてゴールに迫った。
開始2分には相手のバックパスに反応し、GKとの1対1を迎えると、GKもかわしてシュート体勢に入ったが、相手DFにわずかに触られて決め切れず。19分にもスルーパスに反応してチャンスを迎えたが、ボックス右から放ったシュートは枠の左へと逸れた。
それでもゴールのにおいを感じさせる古橋のプレーにホーム、セルティックパークの観衆が大きな歓声を上げた。相手の虚を突くミドルシュートや積極的な仕掛けでレバークーゼン守備陣にたびたび脅威を与えた。だが、ゴールは遠かった。相手GKの好守と最後に体を張る粘り強い守備の前に、ついぞネットは揺らせず。ゴールへの意欲や鋭い抜け出しを見せたものの、74分にアルビアン・アイエティと交代し、ノーゴールのままピッチを退くこととなった。
古橋のほかにもチャンスを迎えながら決め切れないセルティックとは対照的に、ブンデスリーガで2位つける好調レバークーゼンは効率よくゴールを決めていく。25分にピエロ・インカピエ、35分に18歳の新鋭フロリアン・ヴィルツ、58分にはPKでルーカス・アラリオ、そして後半アディショナルタイムにアミン・アドリがゴールを記録。先制、加点、ダメ押しと理想的な展開でネットを揺らし、完勝を飾った。レバークーゼンはこれで開幕から2連勝。グループGの首位に立った。
一方でセルティックは2連敗を喫し、グループ最下位。しかもホームで0-4の完敗。国内リーグではアウェーゲームでの取りこぼしが目立ち、アンジェ・ポステコグルー監督に対する批判の声が聞こえ始めている中で厳しい結果となった。