日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が31日、東京五輪の男子サッカー競技準々決勝、U-24日本代表対U-24ニュージーランド代表の試合後にコメントを発表した。2012年のロンドン大会以来となる準決勝進出を祝福した。

上写真=苦しいゲームをモノにしたU-24日本代表を称えたJFAの田嶋幸三会長(写真◎J.LEAGUE)

この勝利によってさらにまとまる

 苦しみながらも延長戦、そしてPK戦を戦い抜き、ニュージーランドを下して、見事に準決勝進出を決めたUー24日本代表について、JFAの田嶋会長がコメントを発表した。

「メキシコやフランスとの試合で見せた多彩なプレーを見せることができずに苦しんだ試合だったが、かなり疲労が蓄積していることが分かる中で、森保監督やスタッフ、選手たちが冷静に自分たちのコンディションも把握しながらしっかりと試合を進めたと思う」

 中2日で4試合目。過酷なスケジュールを戦う中で、日本は22人のメンバー全員で戦っている。この日はチャンスを生み出すもゴールは遠く、ネットを揺らすことができなかった。しかし、守備陣が集中した守りで奮闘。最後はGKの谷晃生がヒーローになった。

「残念ながら得点を奪うことはできなかったが、延長戦からPK戦まで含めて勝ち切ることはチームに総合力があるということ。この勝利によって更にチームがまとまっていくと信じている。今のチームであればどの選手が出ても戦える。応援していただいている多くのファン・サポーターの皆様に感謝したい」

 大会前からメダル獲得のためには総力戦で臨まなくてはならないと森保一監督も話していたが、まさしく総合力の勝利。ロンドン大会以来2大会ぶりの準決勝進出を決めたチームを田嶋会長も称えている。

 次戦、スペイン戦に勝てば、1968年のメキシコ大会以来のメダル獲得も確定。準々決勝で冨安健洋が警告を受け、出場停止となるが、「誰が出ても戦える」。日本はチーム一丸となって歴史の更新を目指すことになる。


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