東京五輪代表(U-24日本代表)の板倉滉がオンラインで取材に応じた。CBでもボランチでもプレーできるマルチロールプレーヤーはしかし、便利屋で終わるつもりはない。チームを刺激し、定位置取りを目指す。

上写真=静岡県内の合宿でトレーニングする板倉滉(写真◎山口高明)

みんなが良いチームをつくろうと意識している

 ボール回しや練習後に見せる笑顔が印象的だ。その表情からは充実が見て取れる。

「コンディションもメンタルのところも含めて、すごくいい状態に徐々に持っていけているのではないかと思います。練習試合や普段の練習もそうですけど、みんながよりいいチームをつくろうという意識をすごく感じますし、本当にチーム全員でというところを(練習の中で)すごく感じています。このままオリンピックに向けていい状態を作っていければと思います」

 東京五輪世代のチームでは、中心の一人として存在感を示してきた。初招集は2018年1月、中国で開催されたAFC・U-23選手権だった。

「あの時からたくさん色々な合宿で呼んでもらって、僕個人としては、間違いなくあのときよりは成長していると思います。(川崎Fから)仙台に移籍して1年やって、それから海外で2年半やりましたけど、いろいろな意味で、技術的なところでもそうですし、頭もそうですし、体的なところもそうですが、間違いなく成長していると思う。今こうやってオリンピックに日本代表として出させてもらう権利を得られたのは、すごくうれしいことですし、あのときから、今までの成長というのをまた本戦でも見せられるように頑張りたいと思います」

 重ねてきた努力は嘘はつかない。積み重ねた経験は大きな自信だ。オランダに渡って3年目のシーズン(2020-2021)は、フローニンゲンでCBとしてフル出場を果たした。クラブMVPも獲得し、文字通りチームに不可欠な存在になった。

 五輪代表チームではボランチとCBを務める。どちらも一番手というわけではないものの、「常にスタメンを奪いにいくつもりで練習からやっていますし、そこを『ベンチでいいや』とか、『自分が出た時に頑張ればいいや』という気持ちでやっていてはダメだと思います」と定位置取りを目指す。そして「スタメンの選手をどんどん脅かしていくような存在に、自分がスタメンを取ってやるという気持ちはまだまだ持っています。それは僕だけではなく、みんなが持っていると練習から感じる。なので、すごくいい雰囲気で練習ができていると思います。そういうメンバーが集まっているのが、このオリンピックメンバー。みんなで高め合いながら、オリンピックまであと少しですけど、さらにいいチームを作っていければ」と、切磋琢磨を続けているチーム状況を歓迎した。

 目標の一つに据えてきた五輪の舞台に上がるまで、いよいよ2週間を切った。仕上がりは上々。板倉は金メダルを目指すチームを刺激し、ピッチで自らの覚悟を示す。


This article is a sponsored article by
''.