日本サッカー協会(JFA)は1日、U-24日本代表が、東京2020オリンピック競技大会に向けた強化の一環として、3月26日(金)に東京・東京スタジアムで、29日(月)に福岡・北九州スタジアムでU-24アルゼンチン代表と対戦すると発表した。

上写真=3月末にU-24日本代表はU-24アルゼンチン代表と親善試合を行なうことになった(写真◎Getty Images)

五輪出場の強豪国と対戦できる貴重な機会

 コロナ禍で予定されていた国際親善試合の開催が危ぶまれていた3月シリーズだが、U-24日本代表は、東京と北九州でU-24アルゼンチン代表と対戦することになった。U-24アルゼンチン代表は、2020年1月18日から2月9日にかけて行なわれた南米予選を1位で通過し、東京オリンピックの出場権を獲得している強豪国だ。

 今回、試合の開催が決定した経緯について、反町康治技術委員長は以下のように説明した。

「明日、試合をするということであれば、残念ながらできません。ただ、近い時期に(A代表が)モンゴル戦(3月30日・W杯2次予選)を戦いますし、3月のインターナショナルマッチデーに、われわれはどうしても活動したいと思っています。オリンピックまで半年を切っている状況ですので、今回、お互いに強化したいという目的が一致しました。緩和策が出た場合に、まったく何もしていなかったというわけにはいきません。両国の意志が固まったので、今回、発表にいったということです。オリンピックに出場する国を招いての試合になりますので、感染対策はしっかりやっていきます。北九州に移動する場合にはチャーター機で移動することを考えています。万全の準備をして、今回の親善試合を実施したいと思っています」

 反町技術委員長が監督として五輪代表を率いて出場した北京五輪でも優勝を飾るなど、アルゼンチンは五輪でも多くの実績を残してきた強豪国。「対戦することで日本の現在地を知ることができ、その後の強化の方針を決めるためにも非常にプラスになると思っています」。コロナ禍であり、開催まで予断は許さないが、久々の『強化試合』は大きな意味を持つことになりそうだ。

 なお、今回の試合に関して海外組の招集するかどうかについては、A代表のモンゴル戦と同様に「所属クラブの状況次第になる」と反町技術委員長は説明。「強豪国との対戦」であることも踏まえ、「交渉はしていきたい」と語っている。

■U-24日本代表対U-24アルゼンチン代表
1.日時:3月26日(金)ナイトゲームで調整中
・会場:東京・東京スタジアム

2.日時: 3月29日(月)ナイトゲームで調整中
・会場:福岡・北九州スタジアム


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