22日からスタートする『U-23日本代表候補トレーニングキャンプ』を前に、合宿に集合した郷家友太が思いを語った。常に意識してきた『チーム』に合流し、ACLにも出場して成長した自分を示したいと意気込んだ。

上写真=オンラインで取材に応じた郷家友太(写真◎スクリーンショット)

小さいときから憧れていた

「U-23は密かに狙っていた場所です」

 今回のトレーニングキャンプに参加するにあたって、郷家は強い決意をもって臨んでいる。21日に合流し、いよいよ今日から活動がスタートする。

「僕としてはこの1年は、(プロに入って)勝負の3年目だと思っていました。そこでゴールだったり、アシスト、そういうものをしっかり出してこの活動に呼ばれたと思っています。呼んでもらったぶん、しっかりアピールしていきたいと思います」

 今季は攻撃的なポジションばかりではなく、ボランチでプレーする機会を増やした。プレーの幅を広げ、シーズン終盤はチームの主軸を担った。自身が「かけがえのない1カ月だった」と語るカタールで集中開催されたACLでもボランチとして出場し、多くの経験を得た。

「今年、前半戦は前のポジションでプレーする機会が多かったんですけど、後期、ACLの前になってボランチで出させてもらうようになって、そこで新しい自分が発見できました。チームの攻撃のリズムを作ったりだとか、試合を落ち着かせたりというところも、だんだんとできてきた部分があるので、それをこの合宿や最後の練習試合で発揮したいと思います」

 サイドハーフやサイドバックなどでプレーした経験もあり、その万能性も魅力の郷家だが、激戦区のボランチでアピールしたい思いを持つ。

「どこのポジションで、この代表に呼ばれたかはまだわかっていませんが、どこをやるにしても100パーセントのプレーと、ボランチで出るんだったら、チームを落ち着かせるプレーだったり、試合をコントロールするようなプレーをしたい」

「勝負の3年目」だった2020年をしっかり飛躍の年とした郷家は、自信を携えて、今回のキャンプに参加している。

「(五輪が)東京開催になると発表されたとき、まだ子どもでしたけど、そのとき7年後って考えると(自分が)21歳でした。本当に小さい時から憧れではありましたし、目標とする場所でもあったので、ずっと夢見ていた場所に、やっと呼ばれた。覚悟はできています」

 ようやく手にしたチャンス。26日までの5日間で、しっかり自身の持ち味を示すつもりだ。


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