サッカー日本代表は5日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)でキリンカップ決勝に臨んだ。前半はニュージーランド代表の高さと粘り強さに手を焼いたが、後半、攻勢を強めて2−1で勝利。キリンカップ優勝を飾るとともに、第3次森保体制のスタートとなった4連戦を勝利で締めくくった。

上写真=今回の4連戦で初先発した上田綺世。先制点を記録するなど、エースストライカーとして役割を十二分に果たした(写真◎高野徹)

■2026年10月5日 キリンカップ決勝(観衆61,812人/@MUFG国立)
日本 2ー1 ニュージーランド
得点:(日)上田綺世、堂安律
   (ニ)ベン・オールド

4連戦を勝利で締めくくる

 日本はスタートから4−2−3−1を採用。4バックの並びは右から中野、瀬古、伊藤、鈴木淳が並んだ。右サイドハーフの堂安、トップ下の久保、右サイドバックの中野が絡んで序盤から右サイドで攻めの形をつくると、左も鈴木淳のフォローを受けた前田が何度も相手最終ラインの背後とGKの間に鋭いクロスを送り、チャンスを生み出した。

 先制点は28分。6万1812人の大声援を背に戦うホームの日本が奪う。右サイド深い位置に進入した久保が戻したボールを受けた中野がクロスを供給。飛び込んだ前田ぼ頭上を越えたファーサイドで収めた上田がそのまま左足で蹴り込んだ。

 ついにスコアを動かした日本だったが、その4分後、ミスを突かれて失点してしまう。前田のバックパスがズレたところをクリス・ウッドに奪われ、そのままカウンターを浴びると、最後はオールドにシュートを許し、同点に追いつかれた。

 1−1で折り返した後半、日本はゴールに向かう姿勢を強めたが、ニュージーランドも中央をきっちり締めて得点は許さない。48分に上田がボックス内から放った強烈なヘディングシュートもクロスバーに嫌われた。

 64分に日本は3枚替えを実施。2シャドーに鎌田と堂安が並び、2ボランチは佐野海と田中の構成。ウイングバックは右に伊東、左に中村が入り、陣形を3−4−2−1に変更した。

 この修正でサイドに起点を作れるようになり、攻撃のギアが上がる。66分には堂安とのワンツーで抜け出した伊東がクロスを送り、最後はこぼれ球を田中が左足でシュート。枠を外れたが、見事な連動でシュートにつなげた。

 そして71分に、勝ち越しゴールが生まれる。相手GKのキックを拾った鈴木淳がヘッドで左サイドに張る中村につなぐと、中村がドリブルで突破を図り、深い位置まで進入。低く鋭いクロスを送ると、逆サイドに詰めていた堂安が合わせてネットを揺らした。

 75分に中村のパスから抜け出した上田がネットを揺らすが、オフサイドで追加点はならず。それでも日本の勢いは衰えず、さらに選手を交代させながら優勢に試合を進めた。

 試合はそのまま2−1で終了。前半は五分五分に見えた勝負も、後半、選手交代とフォーメーション変更でギアを上げ、ペースを握った日本がニュージーランドを下し、見事、キリンカップ優勝を飾った。

▼出場メンバー
・日本◎GK鈴木彩艶、DF中野就斗(64分:伊東純也)、瀬古歩夢、伊藤洋輝、鈴木淳之介(78分:荒木隼人)、MF佐野海舟(87分:田中聡)、鎌田大地(78分:佐野航大)、堂安律(87分:松木玖生)、久保建英(64分:田中碧)、前田大然(64分:中村敬斗)、FW上田綺世(78分:塩貝健人)


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