上写真=小川航基のヘッドが同点ゴールを呼んだ(写真◎JMPA毛受亮介)
■2026年6月14日 北中米ワールドカップ・グループステージF組第1節(ダラス)
オランダ 2-2 日本
得点=(オ)ファンダイク、サマーフィル
(日)中村敬斗、鎌田大地
「2点とも追いつくのは簡単なことじゃない」
1-2のビハインドで迎えた89分。伊東純也の右CKに合わせて小川航基が中央でジャンプ、ファンダイクの頭上を越えたボールを得意のヘッドでたたき、ゴールに飛び込んだ。だが……。
「なんか僕のゴールじゃなかったみたいなんですけど、でも、僕のゴールだろうが、大地くんのゴールだろうが、今日はみんなが細かいところで戦っていて、前半から勇気をもらったというか、もうみんなの勝ち点1だなと思います」
小川がたたいたボールが鎌田大地の頭に触れてホップするようになったから、得点者は鎌田になった。だが、誰が決めたかは関係ないと力強く話した。
ほとんど小川のゴールと言っていいだろうから、有言実行だ。常に決めるのは自分だと公言している。緊張感もある初戦で、2度のリードを許した強豪のオランダを相手に、土壇場で実現してみせた。
「僕にマークについてる選手が緩かったですし、純也くんからヘディングでゴールを決めたのは初めてのことではないので、大体どのあたりにボールが来るかが分かっていたので、ドンピシャだった」
勝てはしなかったが、2度とも追いついたことには価値がある。
「自分たちはやっぱりやれるんだというところはみんな再確認できたと思う。ブラジルやイングランドに勝ってきましたけど、練習試合だからとかいろいろ言われている中で、このワールドカップという舞台で2点を取られて2点とも追いつくのは簡単なことじゃない。みんながハードワークして最後までベンチを含めてあきらめずに引き分けることができました」
それを自らのヘッドで成し遂げた。
「負けで終わるのと、勝ち点1位を拾えて帰るのでは全然話が違うことなので、この勝ち点1はすごく大きいですし、チームを勢いづかせる1点だったんじゃないかな」
この勝ち点1をさらに有意義にするためにも、続くチュニジア戦が大事になってくる。
「相手が違うので、もっと自分たちのサッカーをできればいいですけど、しっかりと次は勝ち点3をもぎ取れるように準備していきたい」
次は正真正銘、スコアシートに自らの名前を書き込んで、勝利に貢献するつもりだ。
