サッカー日本代表は31日に東京・国立競技場(19時25分開始)でアイスランド代表とテストマッチを行う。北中米ワールドカップ前、国内では最後の実戦場となる試合にどんなメンバーで臨むのか。

吉田麻也も開始から10分程度プレー予定

画像: 試合前日の会見に臨んだ森保一監督(写真◎サッカーマガジン)

試合前日の会見に臨んだ森保一監督(写真◎サッカーマガジン)

 3バックはコンディションを上げる必要がある板倉滉と冨安健洋が左右のストッパーを務め、中央に吉田麻也。そしてゴールマウスは鈴木彩艶が守る。

 3バックの中央に吉田が入っている理由は、指揮官が会見で以下のように話したためだ。

「麻也がチームに加わってくれて、チームにとってはすごくプラスなことばかりだったかなと思います。彼は26人のメンバー発表をした後で言えば、W杯に出場できるという立場では(ない)。アイスランド戦に向けて国内キャンプというところで参加してくれましたけど、彼がきてくれたことで、練習の中でもクオリティというところでも見せてくれていますし、意欲という部分でもW杯に向けて調整、コンディションを上げていく選手たちの中に、ギラギラしたものを持って、『本当は自分も選ばれたいんだ』というところを持ち込んでくれて、いい意味での緊張感も与えてくれていると思っています。何よりもよく選手とコミュニケーションをとってくれて、W杯基準の心構えであったりを、彼の経験値からいろいろな選手にコミュニケーションを取ってくれて、経験値の浅い選手に関しては間違いなく、W杯ということが想像でき、いい準備につながり、そしてプレーした時にプレーにつながっていくという、そういういい機会になっていると思っています。

 明日の起用については、スタメンで考えています。前半の10分くらいかと思いますが、プレーをしてもらって、そこから彼を送り出したいなと思っています。まだ彼はどちら(代表引退)も表明していない中で、W杯に向けての大事な壮行試合の中でセレモニーをやるということは賛否あるかなと思いますが、W杯に向けての勝つ可能性を1%でも上げるために彼にはきてもらっている、プレーしてもらっていると思っています。まずそこが第一で、そこにもう一つの理由として感謝があります。

 W杯で勝つ可能性を高めていけると招集させていただきました。これを麻也1人だけに感謝で送り出すということではなくて、メンバー発表の記者会見の時にも、選ばれなかった選手のことについては皆さんの前で触れさせていただきましたが、本当に色々な選手が関わってくれて、日本代表の成長につながって、今回の北中米W杯の出場にもつながってきているということで、麻也はその代表の1人として、他の選手の思いもピッチに運んできてくれると思いますし、私からは麻也にしてあげられる環境が、選んであげられなかった選手たち代表に心を寄せて頑張ってくれていた選手たちにも届けばいいなという気持ちで、明日の麻也のセレモニーを考えさせていただきました」

 日本サッカーの発展に貢献してきた吉田への感謝を示したあとで、2日前の合流ではなく、初日から活動に参加していた渡辺剛にスイッチするのではないか。

 選手のコンディションを上げ、W杯の機運を高めるための重要な一戦。しっかり勝って、本大会につなげたい。

取材◎佐藤景


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