上写真=1年9カ月ぶりに代表復帰を果たす冨安健洋(写真◎Getty Images)
塩貝健人を初招集!

日本代表に初招集された塩貝健人(写真◎getty Images)
3月シリーズに臨むメンバー、28人が発表された。これまでチームの主軸を担ってきた中心メンバーにケガ人が続出している中、遠藤航や南野拓実ら長期離脱中の選手、久保建英や板倉滉ら回復途上にある選手は外れた一方で、冨安健洋は1年9カ月ぶりに復帰。また、鈴木唯人は昨年9月以来、佐野航大も昨年6月以来の代表復帰となった。また、今冬にオランダのNECナイメヘンからドイツのヴォルフスブルクへ移籍し、評価を高めた塩貝健人を初招集した。
「第1戦がスコットランド、そして第2戦がイングランド。ワールドカップの出場国である世界の強豪国と強化試合を組んでいただけること最善の準備として最高の環境を整えてくださいました。そこでワールドカップに向けて、選手選考の場ということ、そしてチームの強化をしっかりとできるように、この活動を全力で頑張っていきたいと思っております。
また、アウェーで非常に厳しい試合になると思いますが、ワールドカップに向けてはもちろんですけど、準備にあたっていつも通り一戦一戦、勝利を目指して戦っているところ、アウェーの厳しい戦いの中でもチーム一丸となって戦い抜いて、サポーターさんの皆さんに、支援をしてくださっている皆さんに勝利を届けられるようにできればと思っています」
メンバー発表会見で森保一監督は今回の遠征について、選手選考とチーム強化の場とすることを改めて明言した。
これまでよりも多い28人のメンバーを招集することについては、「11月から活動が長くあいた中で、もう1回基本的コンセプトというところを確認しながら積み上げをしていきたい。より多くの選手にチーム戦術の共有していくということで、招集させてもらいました。起用のところについてはまだ分からないですけど、トレーニングを見て、まだまだ90分試合に出ていない選手であったり、初招集の選手、少し招集の間が空いた選手についてはコンディションを見て、起用を決めていきたい」とコメント。
さらにチーム作りのついても、塩貝を初招集したことに触れながら次のように言及した。
「ワールドカップに向けてチームを固めていく時期で、試す時期じゃないだろうと考えられる方もいるとは思いますが、やはりワールドカップに勝つためにわれわれの最大値、可能性を考えられる選手であれば、招集したいと思っています。実際に見て、最後に決めるということをやりたいと思っていました。今、代表候補選手のにはケガ人も多くいる中で、チームを作っていく、固めていくという作業が本当にできているかどうか、できる状態かというとそうでないかもしれない。
良い選手がたくさんいる。より多くの選手に代表を知ってもらって、われわれも選手を把握した中で最後、最強のチームを作っていくという選び方をしたい。彼(塩貝)も日本代表の選択肢の1人として今回招集しました」
鈴木唯や佐野航が代表復帰を果たした中、アジア最終予選で主軸を担った守田英正(スポルティング/ポルトガル)は招集外となった。直近のチャンピオンズリーグではスポルティングの8強進出に貢献したボランチについて、選外となった理由を問われると、森保監督はCLで好パフォーマンスを披露したことを踏まえた上で「すでに5大リーグでプレーしている選手たちがいる」と話し、「そこには競争力があることを我々は見ないといけない」と説明。日常のパフォーマンスを評価した上での判断であると明言した。ただし、「戦術理解で言えば、いつでも代表に呼んで戦力として中核でプレーしてもらえる力があるということは分かっている」とも語っており、今後の状況次第で復帰する可能性があることも示唆した。
5月に予定されているW杯本大会のメンバー発表前、最後の遠征となる今回の活動。FIFAランキング38位のスコットランド、4位のイングランドとの連戦は本大会の格好のシミュレーションの場になるだろう。
「今回の対戦の中でワールドカップ基準のインテンシティーを体感できればと思っています。その中でチームとしてこれまでやってきたコンセプト、活動期間が長くあるので、もう1回確認しながら、メンバーは変わっていますので、そこで戦術的な変更であったりというところをプラスで試すことができれば」
選手選考と本番のリハーサル。日本代表にとってイギリス遠征は極めて重要な活動になるのは間違いない。
